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【長春(中国)2019年5月28日新華社=共同通信JBN】5月27日、国際マラソン大会のため3万人以上のマラソン選手とスポーツファンが吉林省の省都、長春に集まった。Changchun Sports Bureau(長春市体育局)によると、同イベントと観光産業の組み合わせが、中国の主要なスポーツ観光デスティネーションになるという同市の野心に活力を注いできた。
中国北東部に位置する長春は、豊かな氷と雪の資源と心地よい気候を誇りにしている。夏季、冬季オリンピック両方の金メダリストを輩出した中国2都市のうちの1つでもある。市のスポーツ行政はスポーツに参加するよう市民を促す様々な方法を探り、好結果をもたらしてきた。年次国際マラソン大会は、市の政府報告書の議題に載っており、健康的なライフスタイルを採用するようにより多くの市民を引き寄せることを目的としている。市民がさらに同市の発展を味わえるように、長春の歳入の約70%は市民の暮らしに関連した分野に投資される。
長春は自動車産業と映画製作において国内最古の拠点を持ち、鉄道車両、光電子技術、応用化学、生物学的製剤などの産業の発祥地でもある。北東アジアの中心として地理的な強みがあるため、市の政府は観光を発展のための主軸産業にし、開放と再生にさらに力を入れていく。
同市の政府は市民の認識、体の健康、生活水準を向上するため 「健康的な長春」を築くことを最優先事項としてスポーツを押し上げ、世界保健機関(World Health Organization)に認められた。長春の活動は「スポーツ大国」になるという中国の強い願望に有益な参考資料を提供した。
長春市民は今、徒歩8分圏内でフィットネスの場を見つけ、近所でスポーツアドミニストレーターと話をすることができる。また、政府はスポーツ施設のため広大な土地を用意している。市民はオンラインでスポーツ会場を予約し、ジム仲間を探すことが可能だ。長春のスポーツ人口は51%を超え、これは一流イベントやスポーツ観光デスティネーションを築くという同市の目標にとって重要な基礎を提供する。
長春は地元の人々の優しさでよく知られ、17年連続で国際的なスキーのクロスカントリー・イベント、Vasaloppet China(バーサロペット・チャイナ)を主催してきた。同市の景観、市民の情熱、人道的な環境は、過去3年間中国国内外からのマラソン選手に好印象を与えてきた。今年のマラソンの定員、3万人以上が24時間以内に予約で埋まった。
同市体育局のリュー・ハイユ局長は「マラソン大会は長春の都会的な特徴と一体化しており、セクターが拡大する中さらにマラソン選手に参加、訓練、観光の機会を与えている」と述べた。
ソース:Changchun Sports Bureau
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