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【レイクチャールズ(米ルイジアナ州)2019年6月3日PR Newswire=共同通信JBN】
*7ユニットのうち2番目のエチレンオキシド/エチレングリコールユニットが稼働
Sasolは3日、Lake Charles Chemicals Project(LCCP、レイクチャールズ・ケミカルプロジェクト)での新しいエチレンオキシド(EO)生産施設の有益稼働を発表した。2019年5月22日に発表されたように、Sasolはエチレングリコール(EG)施設の有益稼働を達成。エチレンオキシド/エチレングリコール(EO/EG)統合ユニットは、7つのLCCP生産施設のうち稼働開始した2番目のユニットとなる。
バーナード・クリンゲンバーグ業務担当執行副社長は「LCCPは北米をSasolのグローバルビジネスの主要エリアに変え続け、Sasolの全利害関係者の価値を生み出していく。Sasolの従業員、請負業者、業界パートナーのチームは引き続き、LCCPの2次加工ユニット立ち上げを実現していく」と語った。
さらに、「われわれは、残る5つのLCCP生産ユニットを2019年から2020年初めにかけて完成すべく、懸命に取り組んでいる」と付け加えた。
フリートウッド・グロブラー化学事業担当執行副社長は「エチレンオキシド生産は、当社のアルコールと界面活性剤の成長戦略で重要な役割を果たしている。このユニットの立ち上げにより、Sasolはレイクチャールズ施設で、エタンからエチレン、アルコール、界面活性剤までを完全に統合することが可能になった。それはまた、当社が自社の世界クラスの製造能力を使い、マーケティングパートナーであるHelm AGの専門知識や世界的な広がりを活用してエチレングリコールの生産を可能にする。これらの製品は、当社の顧客にとって大きな価値を生み出すだろう」と語った。
サイエンティフィックデザイン技術を採用したこのユニットは、年間30万トン(300 ktpa)のエチレンオキシド(EO)の表示生産能力を持っている。EOは、多くの家庭用、工業用洗剤の有効成分である界面活性剤と、衣服、室内装飾品、カーペット用のポリエステル繊維、ならびに自動車エンジンの不凍液や冷却剤製造に使用されるエチレングリコールという2つの主要製品を生産する原料として利用される。
EO/EGプラントはまた、建設中の新たな100 ktpa LCCP ETOプラントだけでなく、Sasolの既存の130 ktpaレイクチャールズ・エトキシレート(ETO)ユニット用の原料として、エチレンオキシドを供給する予定。このユニットの有益稼働は、2019年末までの達成が期待されている。
▽Sasolについて
Sasolは世界的な総合化学・エネルギー企業である。当社は有能な人材を通して、顧客、株主、その他の利害関係者のために優れた価値を安全かつ持続的に生み出している。当社は、高度な技術を世界規模の操業施設に統合し、商品と特殊化学品、気体・液体燃料、低炭素電力を生産、商品化している。
ソース:Sasol Limited
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