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伝統文化が今も色濃く残る南モラヴィア地方では、4年に一度、8月の中旬にチェコ最大のフォークロアフェスティバルが開催されます。約40の村や町から人々が集まりコンサートやダンスパフォーマンスを披露する、地域の人々も心待ちにするイベントです。そして9月に入ると、チェコ各地でビールの原料となるホップや、ワインの原料となるブドウ の収穫 を祝うお祭りが毎週のように行われます。ここでも伝統楽器を使ったコンサートやフォークダンスなど、伝統文化を体験できるプログラムがたっぷり。美味しい秋の味覚を楽しみながら、目も耳も一緒に楽しめる秋のチェコへ来てみませんか?
4年に一度のフォークロアの祭典 –モラヴィア・スロヴァキアイヤーinキヨフ
2019年8月15日-18日
チェコ共和国で最も古くからあるフォークロアフェスティバル、モラヴィア・スロヴァキアイヤーは、南モラヴィア地方の村キヨフ(Kyjov)で開催されます。
1921年、キヨフの民族的体育運動協会ソコルが彼らの発足50周年を祝う際に行ったのが始まりで、今年で20回目を迎えます。元々はモラヴィア=スロヴァキア地方の伝統文化を広めることがきっかけでしたが、年を重ねるごとにそれ以上の意味を持つようになってきました。第二次世界大戦によって中止を余儀なくされましたが、戦後再び開催されるようになり、1971年から4年に一度のペースで開催されています。
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© Slovácký rok v Kyjově
このフェスティバルでは、周辺地域の40の村や町からやってくるフォークダンスグループの踊りや伝統的音楽、少しモダンな音楽グループのパフォーマンスなどが見られます。また、地域によって異なる彼らの美しい民族衣装に目を奪われることでしょう。伝統的なマーケットで味わうことのできる美味しい食べ物や飲み物を味わうのもこのフェスティバルの醍醐味です。
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© Slovácký rok v Kyjově
<メイポール>
祭りの初日に、ブコヴァニから来た男性は、メイポールを作ります。チェコ語でマーイと言われるメイポールは、てっぺんの部分以外は枝が切られている長い木です。色とりどりのリボンや王冠の代わりの花輪がてっぺんに付けられます。メイポールが作られる機会は様々ありますが、大体は自然へのお祝いのために作られます。それぞれの村を代表する伝統的な民族衣装を着た人々の行列は、このお祭りの重要な役割を担います。
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© Slovácký rok v Kyjově
<王様騎行>
モラヴィア=スロヴァキア地方に伝わるチェコ特有伝統で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。最も有名なのはヴルチュノフのお祭りですが、このフォークロアフェスティバルではスコロニツェの村の王様騎行を見ることができるのです。王として選ばれた男の子が女性用の民族衣装に身を包み、そして花婿の付き添い人と共に色とりどりに装飾された馬に乗って街全体を練り歩きます。かつて、ハンガリー王マティアーシュ・コルヴィーンが女装をしてボヘミア王の前から逃げたという伝説がこの伝統の起源と言われています。
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© Slovácký rok v Kyjově
<ダンスと音楽>
パフォーマーがチェコ共和国の他の地域や他国からやってくる他の民族のお祭りと異なり、モラヴィアン・スロヴァキアンイヤーに出演するダンサーや歌手、ミュージシャンは全員その地域から来ていることが大きな特徴です。3千人以上のパフォーマーたちがそれぞれのスキルを魅せ、2万人以上の観客を楽しませます。
公式ウェブサイト: (リンク »)
南モラヴィア地方はユネスコの世界遺産が多く、フェスティバル以外にも見所がたっぷりの場所です。中心都市のブルノまではプラハから電車で2時間半、オーストリアのウィーンからも電車や車で簡単に行くことができます。チェコの伝統文化をたっぷり堪能できるこのイベントが次に開催されるのはまた4年後。この貴重な祭典をぜひ今年体験しに来てください。
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