京都産業大学生命科学部と大学院生命科学研究科は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)主催「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン※)」に2015年度から採択され5年目を迎えた。2019年度は、7月30日~8月5日に3か国から15人の研修生を迎え、生命科学部および生命科学研究科の学生と最先端の生命科学分野の交流と研究活動を実施した。
生命科学部および生命科学研究科では、豊富な研究実績を有する教員による質の高い研究力をもとにした教育により、グローバル社会で活躍する理系人材の育成に取り組んでいる。日本人学生だけでなく、タイ王国・インド・サウジアラビア王国・ロシア連邦などの留学生も正規生として学んでおり、それに加えて、フランス、大韓民国・タイ王国・インドネシア共和国・ベトナム社会主義共和国など、各国の大学生、大学院生や研究員を定期的に受け入れ、交流を行っている。
2015年度以降は、「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」に採択されており、2018年度・2019年度は『新規開拓を目指した、食品工学分野と最先端生命科学との融合』をテーマに、2年間のプログラムで大韓民国・タイ王国・インドネシア共和国から未来の農業を担う研究者や学生を受け入れている。
今年度は、生命科学に関わる5つの実験プログラムを設定し、京都産業大学と江原国立大学動物生命科学部(大韓民国)、国立カセサート大学農工学部(タイ王国)、スブラス・マレット大学農学部(インドネシア共和国)の4か国が一つのチームを構成し、プログラム別に技術研修を受講。3日間に及ぶ生命科学に関わる実験を行った後、その体験を元にした食の科学研究の発案とアジアの若手研究者として世界に発信するプランについて議論を交わした。
※「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)とは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が2014年度から開始した事業で、産学官の連携により、アジアなどの若者を日本に招聘し、日本の科学技術を体験する事業。科学技術分野で交流を深めることにより、国・地域との友好関係の強化、日本の教育・研究機関のグローバル化の促進、科学技術イノベーションに貢献しうる海外からの優秀な人材の育成と継続的な交流に寄与することを目的に実施している。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
関連リンク
・さくらサイエンスプラン支援 韓国、タイ、インドネシアの大学との研究交流を実施
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・韓国・国立江原大学校動物生命科学部と生命科学分野における学術研究・教育に関する協定を締結
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