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【杭州2019年10月10日新華社=共同通信JBN】中国東部の有名な観光都市杭州は、今年の「Golden Week(黄金週間)」休暇中に活況に沸く観光の新たな波を経験している。公式データによれば、10月7日午後4時の時点で、杭州は7日間の国慶節休暇中に前年比6.7%増の1895万3700人の観光客を迎えた。Hangzhou Municipal Bureau of Culture, Radio, TV and Tourism(杭州文化、ラジオ、テレビ、旅行局)によれば、観光収入は前年比6.02%増の160億8100万元だった。
毎年10月1日から7日は中国の国慶節休暇である。「黄金週間」としても知られ、中国人が旅行するのに人気の時期である。
13世紀にマルコ・ポーロが緑多い湖畔の都市、杭州を初めて訪れた際、彼はこの都市を「世界で最も美しく壮大な都市」と呼んだ。有名な中国古代の詩人・白居易のよく知られた言葉に「最も憶うは是れ杭州」がある。
歴史、文化、自然が杭州をユニークな旅行目的地にしている。上海から高速列車で1時間弱の距離にあるこの大都市は現在、ゆったりとして心地よい生活様式を包摂している。古典的な中国の3大名品である緑茶、上質なシルク、水墨画のような景観の他にも、西湖、京杭大運河、良渚古代遺跡の3件のユネスコ世界遺産がある。
今年の「黄金週間」期間中、西湖、京杭大運河、良渚古代遺跡は観光客に人気で、世界文化遺産の無限の魅力を存分に発揮したことは言及に値する。統計データによれば、同期間中に良渚古代遺跡と良渚博物院は、それぞれ3万5800人と7万6700人の観光客を受け入れ、良渚文化の継続的な人気を示した。
超現代的な杭州の中心にあるのが西湖で、それは非常に魅惑的な場所であるため、中国最高の芸術家、作家、詩人にインスピレーションを与えてきた。
ここには四季折々の楽しみがある。どの季節に訪れようと、西湖の魅力が最高なのは早朝である。
しかし、杭州の魅力はその美しい湖にとどまらない。この都市には文化的、歴史的に重要な地が多数あり、その多くは新石器時代にまでさかのぼることができる。中でも良渚古代遺跡は5000年を超す中国文明の歴史の証として広く認められている。
世界最長の人工水路である京杭大運河は、紀元前5世紀に始まった。現在はその全てが通航可能というわけではないが、杭州の工学的驚異を体験することができる。
現在、杭州は中国の最もエキサイティングなデスティネーションの1つで、自然、見事に保存された寺院、仏塔、パビリオン、および大都市のヒットの活気あふれるブレンドである。杭州には巨大eコマース企業アリババの本社もある。湖畔のロマンチックな散歩から山中で瞑想にふける瞬間や都心でのSFのような滞在に至るまで、杭州は今もインスピレーションを与えるパワーを持っている。
ソース:Hangzhou Municipal Bureau of Culture, Radio, TV and Tourism
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(杭州の美しい秋の西湖)
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