AsiaNet 81549 (2227)
【上海2019年11月8日PR Newswire=共同通信JBN】中国の通貨、人民元(RMB)の国際化はより高いレベルに進んでいると、試験自由貿易区(FTZ)の建設を加速するRMBの国際化に関するフォーラムに出席している専門家たちが6日語った。
中国の中央銀行である中国人民銀行(PBOC)の陳雨露副総裁は、RMBの国際化はこの10年間で急速な発展を経験したと語った。
Photo - (リンク »)
(フォーラムで演説する中国人民銀行の陳雨露副総裁)
陳氏は、国境を越えたRMBの使用は散発的な国境貿易の支払いから多方面に及ぶ利用に発展するとともに、経常勘定から資本勘定へ、貿易から金融取引へ、銀行と企業から個人へ、そして単純なオペレーションから複雑なオペレーションへと拡大している、と語った。
RMBの国際化は資本市場での急速な発展を経験しており、中央銀行や多国籍の金融機関、資産管理会社によるRMB資産への投資は増大している。中でも世界の資産管理会社上位100社のうちの62社は中国に進出している。
中国の金融業界は双方向の開放を深化させ続けており、RMBの国際化と中国のFTZ建設は協調的な効果を生み出している。FTZでの革新的な政策は、RMBの国際化に対し、力強く成長するための豊かな基盤を提供している。
同国の4大国有金融機関の1つである中国銀行(BOC)のワン・シクワン管理委員会会長は「上海試験FTZの設立以来、中国は18の試験FTZを立ち上げている。RMB国際化とFTZ建設の深化は、中国の世界経済への参入および制度的革新のキャリアー(運搬手段)になっている」と語った。
PBOCは、国境を越えた資金調達の健全性管理、多国籍企業の双方向RMB資本プールを含む資本勘定の兌換性のために上海FTZで一連の実験的方策を立ち上げており、それらの一部は他のFTZ、さらには全国に導入されている。
上海試験FTZ臨港特別地域の当局者であるウー・ウェイ氏は「上海FTZの臨港特別地域は、国際的な影響力と競争力を有する特区を建設するため、あらゆる側面で、そして、より高いレベルで開放を深化、拡大、強化する」と語った。
同フォーラムは、PBOCとBOCが主催し、新華社の中国経済情報社(CEIS)が後援した。
オリジナルリンクは (リンク ») を参照。
ソース:Xinhua Silk Road Information Service
画像添付リンク:
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。