Shenzhen DataScopeは、データスコープの持つ画像認識技術とディープラーニング技術、鴻海集団が持つ精密機器などハードウェアの設計・製造技術、Pioneer Technologyが持つカメラ機器の設計・製造と映像を管理するためのクラウド構築技術、そしてNSTKが持つ自動運転技術、交通管理システムなどの技術を集約し、それぞれの得意分野での技術研究・開発を共同で行うことを目的として設立されました。
国際的に広がりをみせる顔認証による決済や地下鉄改札など、鴻海精密工業がすでに多くの納入実績を持っている顔認証装置、セキュリティーゲートや入退室管理システム、あるいはPioneer Technology社が香港、台湾、米国で多くの実績を持つ簡易カメラと映像管理用クラウドシステムを「D-Scope」のブランドにより、データスコープが国内販売を開始します。
今後、データスコープは鴻海精密工業が製造するLinux OSとディープラーニングライブラリーを搭載したインテリジェントカメラに、独自に開発した顔認識、動体検知、形状認識、色認識などの画像処理ソフトウェアをインストールし、あらゆる分野に活用できるように製品を発表していきます。
これらのシステム・製品の販売先は多岐にわたります。商業施設や展示会場、ショールーム、イベント会場、競技場などへは、来場者の年齢や性別などの属性情報を取得するためのシステムを販売、そして空港や鉄道などの公共施設から工場、研究所、オフィスビル、マンションビルなどへは、顔認証入退室管理システムとセキュリティーゲート装置を販売します。最後に、交通管理を行う公共・民間事業者などへは、形状認識や色認識、動体認識などの技術を使ったシステムを販売してまいります。
また、画像認識・動体認識技術を使った医療関連システムや、介護施設、保育園、託児所向けの行動分析・監視システムの開発にも今後着手します。
2020年度は8億円の売上、2023年度には100億円の売上を目指します。

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