※EMA:Ecological Momentary Assessmentの略(生態学的瞬間評価などと訳されます)
【実証試験の背景】
昨今、ゲーム業界が直面する課題の一つに健全なサービス提供が挙げられます。世界保健機関により「ゲーム障害」の国際疾病として認定され、米国ではルートボックスを禁止する法案が発表されるなど、ゲーム業界の健全な発展においてプレイヤーへの適切なゲーム利用を促進していくことは喫緊の課題と考えられます。
【実証試験の概要】
実証試験の概要
アピリッツが運営するゲームプレイヤーを対象に実証実験協力者(以下「モニター」)を募り、モニターに対してEMAアプリケーションを活用したアセスメントをゲームのプレイ状況と並行で実施します。モニターはゲームをプレイするかたわら、EMAアプリケーションの2~3分程度の簡単な質問に回答することを繰り返していただきます。これによりゲームプレイ状況とモニターの状態を蓄積していきます。
((図1システム構成概要図))
[資料: (リンク ») ]
実証試験の目的
モニターのゲーム内行動とEMAアプリケーションから収集された回答データを分析していくことにより、ゲーム内行動やゲーム内で発生する事象がモニターの心理的身体的状態にどのような影響があるかについて一定の示唆を導出することを目的としています。
ゴールと将来期待される効果
本PoCにより、ゲームとプレイヤーとの相関、具体的にはプレイヤーがどの程度ゲームに没入しているのか、またゲーム内行動による変化などについて分析を行っていきます。音声の感情解析や他のデバイスと連携した生体情報との連携なども考えられ、より精度の高い深い洞察を導くことが期待されます。
本PoCは適切なゲーム利用の促進に資する具体的なアクションとなることが期待されるにとどまらず、ゲームがプレイヤーに与える体験が、その人の健康増進などの行動を促すための介入あるいは強化子として機能する可能性が考えられるなど、多くの分野への適用が期待されます。
適切な実証試験のための体制
本PoCはヘルスケアIoTコンソーシアム(後述)PoC部会(座長:大阪大学大学院基礎工学研究科 中村亨特任教授)の承認を経てアピリッツが実施するものとなります。
また、本Poc実施においては適切な実施プロセス、分析手法などにおいて、ヘルスケアIoTコンソーシアム(会長:東京大学大学院教育学研究科 山本義春教授)の支援および指導を仰ぎます。
ヘルスケアIoTコンソーシアムについて( (リンク ») )
ヘルスケアIoTコンソーシアムは個人の健康・行動・環境等のデータを個人が管理・運用し、個々人が自身の生活の質を向上させるために健康意識を高め行動変容を起こす「ヘルスケア情報流通インフラ」とそれを支える「IoTプラットフォーム」を構築し、ヘルスケア関連産業の活性化、新規事業の創出支援、国民医療の経済性向上を目的とした産業界横断的組織です。
※サービス名・会社名等は登録商標または商標です。
実施時期について
実施時期、および募集開始時期については確定しましたら別途リリースを予定しております。
【株式会社アピリッツについて】
株式会社アピリッツは、”Webの顧客体験創造”をテーマに各種Webサービスの企画・開発・運営を行う会社です。
PC・スマートフォンなどのマルチデバイス対応のECシステム開発、求人やコミュニティサイトなどのWebシステム開発、サイト内検索やプッシュ通知などの各種ASP提供、スマートフォンアプリ開発、画面設計・デザイン制作、アクセス解析コンサルティングなど、さまざまなソリューションによってお客様のビジネス活性化や売上向上をご支援しております。
【会社概要】
会社名
株式会社アピリッツ
所在地
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル5F
設立
2000年 7月
資本金
7億9,453万円
事業内容
・Webサービスの企画・運営
・Webサービスのコンサルティング・アクセス解析
・Webサービスのパッケージ・ASPの開発・販売
・Webサービスシステムの受託開発
・Webサービスシステムのインフラ構築・保守・監視
・オンラインゲームの企画・開発・運営
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。