ADASやAVの認証に必要不可欠となるオープンシナリオ2.0のコンセプト文書において、ドメイン特化シナリオ記述言語の全事例に関してM-SDLが採用されました。
テルアビブ、イスラエル 2020年4月23日/PRNewswire/ -- フォーテリックス ( (リンク ») )はイスラエルのスタートアップ企業で、先進運転支援システム(ADAS)と自動運転車(AVs)における測定可能な安全性の実現を目指しています。同社は、自動化システムと測定システムの国際標準化団体 (ASAM、www.asam.net)より先日発表されたASAMオープンシナリオ2.0コンセプト文書で、オープンM-SDLが採用されたと本日発表しました。ASAMの会員は、自動車OEM、供給業者、ツール販売業者、エンジニアリングサービス会社や研究機関などを含め、世界約300の団体となっています。
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フォーテリックスはこれまでにM-SDL(測定可能シナリオ記述言語)を開発し、ASAMオープンシナリオのコンセプト開発グループに提供していました。M-SDLは現在ADASやAVの検証や認定で使われている様式、言語、手法や測定基準における弱点を克服する初のオープン言語で、「測定可能な安全性」という業界の目標に貢献するものです。M-SDLの仕様はすでに、250以上の団体で500名以上の開発者に利用されています。
ASAMオープンシナリオ2.0標準は、自動運転車の開発プロセスを完了させるために必要となるテストやシナリオの定義を推し進めるものです。また、市街中心部の入り組んだ交通など、現実世界で起こるあらゆる場面に対応し、SIL・HIL・VILハイブリッドテストモデルを利用したソフトウェア上のみでのシミュレーションから、試験運転や実際の路上運転における使用までを対象としています。 使用互換性を確立することで、ASAMオープンシナリオ 1.xから移行することもできるようになります。 ASAMオープンシナリオ 2.0のコンセプト文書はすでに公開されており、こちら ( (リンク ») )のASAMウェブサイトから閲覧することができます。
このコンセプト文書では、宣言型のドメイン特化シナリオ記述言語の全事例に対してM-SDLが採用されました。この文書では、「オープンシナリオ2.0の基本目標は、宣言型のドメイン特化言語を確立することです。宣言型言語とは、シナリオの実行(実行に際し必要となるパラメーター化やバリエーションを含む)について、どんな方法でなされるべきかではなく、何がなされるべきかを伝える言語のことです。宣言型言語はさらに、二元的解釈を持つこともあります。例えば、1つのシナリオ説明の中で、どうやってそのシナリオが作られたのか、そしてどうすればそのシナリオを確実に作ることができるのかという2つの視点を伝えることができます。ここで事例が挙げられているものに関しては、全てM-SDL言語に基づいた事例となっています。」と述べられています。
フォーテリックスの共同設立者でASAMオープンシナリオ2.0コンセプト事業を主導するジル・アミッド氏は、「フォーテリックスは今回の文書で、ドメイン特化シナリオ記述言語の例としてM-SDLが採用されたことを誇りに思います。フォーテリックスはオープン標準の開発を大変重要視しており、ASAMが始めようとしているASAMオープンシナリオ2.0標準の開発フェーズにさらなる貢献をしていく所存です。」とコメントしています。
ASAMの代表取締役社長であるクラウス・エステンフェルド氏は、「ASAMは今回ASAMオープンシナリオ2.0に対して強力なコンセプトを提供できることを嬉しく思っています。このコンセプトは、シナリオごとのテスト、認証、そしてフルシミュレーションといった領域で、業界で求められる必須条件を満たすものです。またフォーテリックスを含めた全てのプロジェクトメンバーの努力によって、こうしたコンセプトが実際的な例に基づき具体化されたことを感謝します。ASAMオープンシナリオ2.0標準は、今後世界中の様々な企業やDSL開発企業の参画によりさらに改良されていくでしょう。」と述べています。
フォーテリックスはM-SDLとそのASAMオープンシナリオ2.0コンセプトへの寄与を説明することを目的として、2020年4月30日にウェビナーを開催する予定です。ウェビナーへの参加登録はこちらのリンク ( (リンク ») )から行えます。
フォーテリックス(Foretellix)について
フォーテリックスの使命は、「走行距離」から「走行範囲の質」への変革により可能になった先進運転支援システムと自動運転車の「測定可能な安全性」を実現することです。
フォーテリックスは、測定可能な実証と検証におけるパイオニアたちのチームが設立し、高度に自動化され半導体業界で広く導入済みの手法で走行した範囲を用いてきました。同社は、自動運転システムの安全性実証と検証の方法を改良、調整しました。
フォーテリックスのフォーティファイ技術(Foretify Technology)には、オープンで高レベルの測定可能シナリオ記述言語(M-SDL)、インテリジェントでスケーラブルなオートメーション、分析方法、評価基準などがあります。消費者、開発企業、保険会社、規制当局にとって魅力ある「セーフティー・ケース」が求められる機能的範囲の評価基準もこれに含まれます。
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