CQCのCEOであるイリアス・カーンは、次のように述べています。
「量子コンピュータ産業の先駆者であるPasqalと協働できることを、非常に嬉しく思います。」また、彼は「Pasqalがフルスタックコンピュータ上でt |ket⟩を使用することによって、CQCの量子計算ソフトウェアはこれまで以上に多くのプラットフォームで実行されるようになります。これは、実用的な量子計算を進歩させるのに役立つことでしょう」と付け加えました。
PasqalのChristophe Jurczak会長は、次のように述べています。
「このパートナーシップを通じてCQCのt |ket⟩へのアクセスをお客様とパートナーに提供し、中性原子デバイスの全機能を活用できるようにします。」
2020年4月に、CQCは最新版のt |ket⟩ v0.5をリリースしました。最新版では、既存の機能の拡張や様々な新機能の追加が行われました。
これらの機能拡張には、AQTやHoneywell Quantum Solutions等によって構築された新しい量子プロセッサ、およびMicrosoft Q#シミュレータとリソース推定に対するバックエンドサポートの追加が含まれます。t |ket⟩ v0.5は、バックエンドへのよりシンプルなインターフェース、柔軟なパスコンストラクタ、エラー軽減に対する新しいメソッドを備えています。t|ket⟩ v0.5は様々な量子コンピュータや量子シミュレータに効率的にアクセスできる、新しい主要ツールとなるでしょう。
Pasqalは、光ピンセットで操作される中性原子の2Dおよび3D配列で作られた量子プロセッサを構築しています。このテクノロジーはキュービット間のスケーラビリティと接続性の点でユニークな特性を備えており、コンピュータ援用薬品設計やファイナンスなどの現実的な応用分野において、量子優位性を達成する有力な候補と考えられています。
以上
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングについて
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(CQC)は、世界をリードする量子コンピューティング・ソフトウエア企業です。ケンブリッジ(英国)、サンフランシスコ、ロンドン、東京のオフィスに、38人の博士号保有者を含む70人近い科学者を擁し、世界中に大きな影響を与える量子技術の商業化ツールを構築しています。
CQCは、量子ソフトウエアにおいて、とりわけ量子開発プラットフォーム(t|ket⟩TM)、量子化学分野のエンタープライズ・アプリケーション(EUMEN)、量子機械学習(QML)、量子自然言語処理(QNLP)及び量子サイバー・セキュリティー・デバイス(IronBridge TM)などを提供する専門知識を有しています。
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社は、その日本法人です。
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングの詳細については、www.cambridgequantum.com を参照ください。
t|ket⟩ TMの詳細については、 (リンク ») をご覧ください。
Pasqalについて
Pasqalはフランスに拠点を置く量子コンピューティングのスタートアップ企業であり、Institut d’Optique / CNRSをきっかけに設立しました。 Pasqalのチームは、レーザーエンジニアリング、原子操作および検出システムに関する数十年の専門知識と多くの成果に基づいて、量子情報処理装置とハイブリッド量子(古典フルスタックコンピュータ)を製造しています。 Pasqalは、物理学と量子技術に焦点を当てた初期段階のベンチャーキャピタルファンドをリードするQuantonationによって支援されています。
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