英国ケンブリッジ市 2021年2月23日発表 – ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(Cambridge Quantum Computing、以下CQC、CEO:イリアス・カーン)は、ZX-Calculusに関する新しいレビュー論文を発表しました。
CQCがプレプリントarXiveに公開した論文は、Bob Coecke(CQC)と、彼のチームメイトであるQuanlong Wang(CQC)、Dominic Horsman(Université Grenoble Alpes)、Aleks Kissinger(University of Oxford)によって執筆されました。その論文は、興味はあるものの専門家ではない人、量子科学者の双方に量子コンピューティングのコアコンセプトと、基本的な構成要素を理解するためのユニークで実用的なツールを提供する内容となっています。論文「Kindergarten Quantum Mechanics Graduates」では、Bob Coeckeが2004年と2008年に執筆した論文「spiritual god child」において量子物理学の仮定によって記述されるプロセスを解説し、より直感的にするための図式形式として記述した「ZX Calculus」が説明されています。
理論物理学の複雑な式を、図で補足・置換することのメリットを確認したのは、今回が初めてではありません。素粒子を記述するファインマンの独創的な図式は、現在広く普及しています。CQCのBob CoeckeとRoss Duncan(ZX-calculusの最初の考案者)は更に一歩進んで、量子コンピューティングの通常の定式化を完全に図式に置き換えました。ZXが最初に正式化されてから12年後の今日、ZXはより多くの開発者や組織によって量子コンピューティングの標準ツールとして採用され、使用されています。
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ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングについて
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(CQC)は、世界をリードする量子コンピューティング・ソフトウエア企業です。ケンブリッジ(英国)、サンフランシスコ、ロンドン、東京のオフィスに、50人以上の博士号保有者を含む80人を超える科学者を擁し、世界中に大きな影響を与える量子技術の商業化ツールを構築しています。
CQCは、量子ソフトウエアにおいて、とりわけ量子開発プラットフォーム(t|ket⟩TM)、量子化学分野のエンタープライズ・アプリケーション(EUMEN)、量子機械学習(QML)、量子自然言語処理(QNLP)及び量子サイバー・セキュリティー・デバイス(IronBridge TM)などを提供する専門知識を有しています。
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