アライドテレシスとテルモが医療用IoT機器の「迷子」をなくす、便利で円滑な運用管理環境の実現で共同開発

アライドテレシスホールディングス株式会社

From: Digital PR Platform

2021-03-22 11:10


アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 大嶋章禎)とテルモ株式会社(本社:東京都渋谷区幡ヶ谷、 代表取締役社長CEO 佐藤慎次郎)は、病院などの医療施設で利用されている医療用IoT機器の位置情報をネットワークで可視化、円滑な運用管理環境の実現を目的として業務提携、共同で開発を行いました。


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■目的は、繁忙を極める医療現場で起こる「医療機器の迷子」をなくす円滑な運用管理環境の実現
病院などの医療施設において様々な医療機器が随所で利用されています。しかし、繁忙を極める医療現場では「医療機器の迷子」が多発。医療機器の追跡が容易にできず、在庫数の管理が適切に行えない事態となっています。
これは、法に則って適切なメンテナンスが必要となる医療機器において、メンテナンス対応状況が把握できない、そもそもメンテナンスが行き届かないなどの恐れを内包しています。

また、各医療機器にBLEビーコンタグを取り付けて追跡する方法もありますが、医療機器分の数だけのBLEビーコンタグ購入、各機器との付け合わせ、専用の管理ツールが必要となるため、導入と管理において工数・コストが掛かってしまうなどの課題があります。

■それぞれの分野のプロが技術情報を共有することが医療現場改善の糸口に
このような課題をふまえ、アライドテレシスとテルモはお互いの技術情報の共有を実施。無線LANへの接続機能を搭載したテルモ製のスマートポンプのMACアドレス(*1)情報をネットワーク統合管理ソフトウェアに取り込むことで、スマートポンプの位置情報測位と可視化を可能とする共同検証と開発を実施しました。

【共同開発の結果】
アライドテレシス製ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」とテルモ製輸液システム「スマートインフュージョンシステム」(スマートポンプ)の情報連携が可能となりました。
このことで、「AT-Vista Manager EX」のネットワーク機器と接続端末の全体が可視化可能な“統合マップ”上にて、以下が可能となりました。
①「スマートインフュージョンシステム」(スマートポンプ)のアイコン一括表示変更と可視化
②無線LANアクセスポイントを介し接続されたテルモ製スマートポンプの位置測位

上記の結果、院内で所在不明となっていたテルモ製スマートポンプの位置情報をAT-Vista Manager EXの統合マップ画面上で把握できるようになり、機器管理が容易になりました。

(図1:ネットワーク統合管理ソフトウェア上におけるスマートポンプの位置情報測位イメージ)


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【開発内容】
本開発を実現するにあたり、アライドテレシス製ネットワーク統合管理ソフトウェア「AT-Vista Manager EX」のバージョンアップ開発を実施しました(*2)。
-実施内容
①「AT-Vista Manager EX」の“統合マップ”機能において、アイコンの一括変更処理を可能とする開発
②テルモ製スマートシリンジポンプ専用の設定ソフトウェアから出力されるCSVファイルのMACアドレス情報を連携可能とする開発するための開発

(図2:ネットワーク統合管理ソフトウェアへのスマートポンプの情報連携イメージ)


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■アライドテレシスとテルモの今後の連携について
アライドテレシスとテルモは相互協力のもと、現在各社施設において「テルモ×アライドテレシス スマートポンプ 体験デモンストレーション」と銘打った体験デモ環境の構築を計画しております。
アライドテレシスは海外拠点を含む複数拠点で、テルモは研修施設 プラネックス(*3)において同デモを構築予定となります。
また、今後は営業体制においても協力関係を築き、グローバルに医療機関への導入推進、各社のシェア拡大を目指していく予定です。

以上



(*1) MACアドレスとは、ネットワークに接続可能な機器に割り振られている固有の識別子です。有線ネットワークに接続されるスイッチやデスクトップパソコン、複合機などだけでなく、無線ネットワークで利用されるスマートフォンやノートパソコン、タブレットにも割り振られています。
(*2) AT-Vista Manager EX Ver.3.3.1は、2020年8月7日にリリースされています、本バージョンの概要は次のURLよりご確認ください。 (リンク »)
(*3) プラネックス(Pranex)は新たな医療技術の創造と普及を目指して設立された、テルモ社の総合医療トレーニング施設です。病院や居宅と同等の医療環境を再現した空間で、医療従事者の実践的なトレー ニングや、商品開発のためのコラボレーションが行われています。施設の名称である「プラネックス(Pranex)」は、医療関係者が行う「医療手技の実践・実習」を意味する「Practice」と、研究開発センターの別館を表す「Annex」をあわせた造語で、同施設設立の目的を表現しています。

<< ニュースリリースに対するお問合せ先>>
アライドテレシス株式会社 マーケティングコミュニケーション部
E-mail: pr_mktg@allied-telesis.co.jp
TEL:03-5437-6042 URL: (リンク »)
アライドテレシス株式会社 東京都品川区西五反田7-21-11第2TOCビル

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