【クアラルンプール(マレーシア)2021年4月22日PR Newswire=共同通信JBN】Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議、RSPO)は、2018年の「RSPO原則と基準」(P&C)と2019年の「独立小自作農(ISH)基準」に対する「Practical Guidance on Gender Inclusion and Compliance(ジェンダー包摂と順守に関する実践的ガイダンス)」を発表した。RSPO Human Rights Working Group(HRWG、RSPO人権作業グループ)がFair & Sustainable Consultingと協議の上で策定したこのジェンダーガイダンスは、パーム油業界で女性が果たす重要な役割と、女性の権利へのコミットメントを強化する必要性を強調している。
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RSPOのPrasad Vijaya Segaran人権・社会基準担当シニアエグゼクティブは「女性はパーム油部門に本質的な貢献をしているが、土地所有が認められていないことから不平等な雇用機会、物理的および財政的保護の欠如に至るまで、女性独自のリスクにも直面している。長年にわたり男性が支配してきた業界においては、よりジェンダー平等の観点と実践をパーム油生産企業の事業運営に統合することによりこれらのリスクに対処する緊急の必要性があり、それが男性と女性および彼らが働く企業の幸福と生計の両方に貢献することになろう」と述べた。
このジェンダーガイダンスは、ジェンダー平等を強化するための実践的なガイドとしての役割を果たす。これはRSPOメンバーにとって、ジェンダー包摂のビジネスの基礎的要素、ジェンダーに基づく制約に関する教育リソース、行動のための推奨事項を説明するマニュアルとなる。これはまた、幅広い利害関係者や実務家による事例参考を提供し、部門での長年の集合的経験を利用し、職場でのジェンダーセンシティブな問題に取り組む。
発表全文は以下を参照。
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▽RSPOについて
Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議、RSPO)は、信頼できるグローバル基準と利害関係者の関与を通じて持続可能なパーム油製品の成長と利用を促進することを目的に、2004年に創設された。RSPOは、油ヤシ生産者、パーム油加工業者ないし取引業者、消費財メーカー、小売業者、銀行および投資家、環境ないし自然保護NGO、社会ないし開発NGOなどパーム油業界のさまざまなセクターの利害関係者を結び付ける非営利の国際的な会員制組織である。
ソース:Roundtable On Sustainable Palm Oil
▽詳細問い合わせ先
Fay Richards
Acting Head of Marketing & Communications
fay.richards@rspo.org mailto:fay.richards@rspo.org
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