【プロビデンス(米ロードアイランド州)2021年5月14日PR Newswire=共同通信JBN】EpiVax Therapeutics, Inc.(「EVT」)は、「Multi–step screening of neoantigens' HLA and TCR–interfaces improves prediction of survival(ネオ抗原のHLA多段階スクリーニングとTCRインターフェースで生存予測が改善)」との論文がScientific Reports( (リンク ») )に掲載されたと発表した。本研究は、EVTのAncerプラットフォームを使ったがん患者の生存分析手法の優秀性を示すものである。EVTは、EpiVaxツールを臨床研究に適用するため、2017年にEpiVax, Inc.からスピンオフした。
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検証済みのインシリコ・ツールEpiMatrix( (リンク ») )とJanusMatrix( (リンク ») )上に構築されたAncerは、個人のがんムタノームを分析し、免疫原性を引き起こす可能性が高いT細胞エピトープの存在を同定する。Ancerを支えている概念は、変異の存在だけでは防御免疫反応を発現させるには十分でないが、精密ワクチンづくりや、がん患者の生存転帰を予測する際には、天然(ヒトゲノム)配列とT細胞同定エピトープの表面(TCR面)の変異配列との間に存在する差異を考慮すべきだということである。これは、変異の中には自己類似エピトープをつくり出すものがあり、免疫系がそれを許容できるからである。
研究者らは、3つのがんムタノーム分析手法を比較し、患者の転帰を予測する能力を評価した。最も優れた手法だったAncerは、予後の悪い患者と良い患者の区別を改善し、3年までしか予測できなかった他の手法より、6年近く長い生存転帰を正確に予測した。この研究は、腫瘍ゲノムに基づいて腫瘍の進行や早期死亡のリスクが高い患者を特定する当社の能力に重要な帰結をもたらした。
研究の意義について、シカゴ大学のRandy Sweis博士は「今回の結果は、Ancerを使った真のネオエピトープ数の同定が、がん患者の新たな予後または予測バイオマーカーとなる可能性があることを示唆している」と述べた。EVTの共同創業者であるAnnie De Groot博士は「バイオマーカーでの同定に加えて、個々のがん患者にAncerの新規精密ワクチンを使用することには、他の手法と比べて大きなメリットがある。Ancerは真に免疫原性のあるCD8やCD4のネオエピトープを優先し、自己類似的あるいは阻害性のあるネオエピトープを除外するからだ」と示唆した。
全文を無料で読むには、Scientific Reportsにアクセスを。( (リンク ») )
▽EVTについて
EVTは、EpiVax( (リンク ») )が23年以上かけて開発した世界をリードする技術を採用し、体のT細胞を活性化して宿主の病気の治療または予防を目指すワクチンを考案している。EVTのパイプラインには、COVID-19ワクチンやテーラーメードの膀胱がんワクチンが含まれている( (リンク ») )。
興味のある投資家は、以下からRedCrowでEVTを評価できる( (リンク ») )。
▽報道関係問い合わせ先
Katie Porter
Business Development Manager
EpiVax
kporter@epivax.com
ソース:EpiVax Therapeutics, Inc.
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