ヤマト総研と野村総研が連携し、国際会議で日本でのフィジカルインターネットに関する取り組みを発表

ヤマトホールディングス株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2021-06-10 15:00

2021年6月10日
ヤマトホールディングス (リンク »)

ヤマトグループ総合研究所と野村総合研究所が連携し、 「第8回国際フィジカルインターネット会議」で 日本でのフィジカルインターネットに関する取り組みを発信

 一般社団法人ヤマトグループ総合研究所(以下「ヤマト総研」)と野村総合研究所(以下「NRI」)は、2021年6月14~16日に開催されるフィジカルインターネット¹に関する国際会議「第8回国際フィジカルインターネット会議²:8th International Physical Internet Conference(以下「IPIC」)」内セッションの企画・運営を担当し、日本におけるフィジカルインターネットに関する取り組みを発信します。
 IPICで、日本の取り組みを発信するのは今回が初めてです。

 ヤマト総研とNRIはこれまで、両社で連携し、フィジカルインターネットに関する研究を進めてきました。2019年からはNRIのサプライチェーン・物流の専門スタッフ2名がヤマト総研の客員研究員として活動を始めています。
 ヤマト総研は、2019年9月に米国ジョージア工科大学、2020年8月にはパリ国立高等鉱業学校とフィジカルインターネットの取り組みに関する覚書を締結、2020年6月にはフィジカルインターネット懇話会を発足、さらに2021年1月に開催した「フィジカルインターネットシンポジウム(ヤマト総研主催)」では、日米欧のフィジカルインターネットを研究する有識者が一堂に会して各々の取り組み内容の共有や活発な意見交換をするなど、フィジカルインターネットの認知度向上に向けた様々な取り組みを進めてきました。これら一連の活動に、NRIの専門スタッフもヤマト総研の客員研究員として関わってきました。

 このような取り組みが評価され、このたびIPICにおいて、ヤマト総研専務理事の荒木がオーガナイザーとして日本の取り組みを紹介するセッションを企画し、その運営をヤマト総研の客員研究員であるNRI主席研究員の藤野、NRI上級コンサルタントの水谷が行います。IPICで、日本のフィジカルインターネットに関する取り組みを発信するのは初めてです。なお、荒木・水谷の2名は科学委員会のメンバーに就任し論文審査にも携わります。

 今後も両社で連携し、日本におけるフィジカルインターネットの認知度向上に向けた各取り組みを進めると同時に、日本の取り組みを世界に向けて発信していきます。

■セッションの概要
 日時:2021年6月16日(水)16:00~17:30(日本時間)
 題目:日本における物流革新の取り組み
 オーガナイザー:ヤマトグループ総合研究所専務理事・上智大学名誉教授 荒木勉
 ―アジェンダ
  ○講演1:物流クライシスを乗り越えるスマート物流サービス「地域物流」の取り組み
  ○講演2:持続可能な加工食品物流プラットフォームの構築を目指して
  ○パネルディスカッション(フィジカルインターネットへの期待)
  参考URL(英語ページ): (リンク »)

 
1 フィジカルインターネットとは、トラックなどの輸送手段が持つ物理的な輸送スペースと、倉庫が持つ同じく物理的な保管スペースに関する情報を物流会社同士でシェアし、お互いに利用し合う革新的な物流システムです。輸送・保管スペースの稼働率を高めると同時に、トラック等の燃料消費量を抑制し環境への負荷を減らすことで、持続可能な社会を実現します。2050年にゼロエミッション を達成することを目標に掲げている欧州では、フィジカルインターネットは有効な手段の一つとして広く認識されています。当該分野の研究で先行する欧米の知識・経験を、日本の物流に活用することで、国内で深刻化する物流要員の人材不足問題の解消や地球温暖化ガス排出の削減などを推進できると見込まれます。
2 国際フィジカルインターネット会議(IPIC)とは、フィジカルインターネットに関する最高峰の会議であり、世界中の専門家による最先端の研究報告やフィジカルインターネット領域のスタートアップの表彰が行われます。2014年に第1回IPICがカナダ・ケベックシティで行われ、その後は主に欧米で開催されてきました。

 

ご参考(両組織の概要)

■一般社団法人ヤマトグループ総合研究所
 2019年のヤマトグループ創業100周年に向けた記念事業の一環として2016年4月1日に設立されました。社会的課題を「物流」の更なる進化・発展を通じて解決し、豊かな社会の実現に貢献することを目指し、研究・調査等を進めています。
 ヤマト総研は、2019年9月に米国におけるフィジカルインターネット研究の第一人者であるBenoit Montreuil教授が所属するジョージア工科大学と、また2020年8月には欧州におけるフィジカルインターネット研究の第一人者であるEric Ballot教授が所属するパリ国立高等鉱業学校とそれぞれ相互情報交換の覚書を締結し、日本でのフィジカルインターネットの認知度向上に資する各種情報発信活動を行っています。
(ホームページ: (リンク ») )

■株式会社野村総合研究所
 野村総合研究所(NRI)は、1965年に日本初の民間シンクタンクとして誕生して以来、長年にわたり、企業戦略の提案や政策提言、システム開発・運用を行ってきました。新しい社会のパラダイムを洞察し、その実現を担う「未来社会創発企業」を理念に掲げ、「コンサルティング」「金融ITソリューション」「産業ITソリューション」「IT基盤サービス」の4事業を通じて、国内外の企業・行政の活動や、社会・暮らしを支えています。グループ従業員数は13,000人を超え、世界に約50拠点を配してグローバルに事業を展開しています。
(ホームページ: (リンク ») )

 

 

【本件に関するお問い合わせ】
 ヤマトグループ総合研究所:大野 TEL:03-4564-2048

 株式会社野村総合研究所 産業デジタル企画部 水谷、藤野
 E-mail:ipic2021@nri.co.jp

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