【ロンドン2021年6月14日PR Newswire】
航空データ分析大手のCiriumは、オンタイム・パフォーマンス・レポートを今月から再開
・日本航空、ハワイアン航空、レッドウィング航空、アビアンカ航空は、アジア太平洋地域、北米、ヨーロッパ、中南米それぞれにおいて、5月の定時到着率が1位
・羽田空港は、世界の空港の中で定時出発率が1位
・世界上位20の空港は、5月は50万以上の離発着
英国の航空データ分析大手、Cirium (リンク ») (シリウム) ( (リンク ») )は、航空会社と空港の定時運航率を毎月発表する「オンタイム・パフォーマンス・レポート」を再開します。本レポートは、新型コロナウイルスに端を発したフライト数減少を受けて、2020年3月以降発表を休止していましたが、昨今の世界的なフライト数の増加に伴って開始することを決定しました。
2021年5月は日本航空、ハワイアン航空、レッドウィング航空、アビアンカ航空が、それぞれの地域において定時到着率で1位を獲得しました。また、羽田空港は、世界の空港の中で定時出発率が1位でした。
Ciriumは過去10年以上にわたって、航空会社と空港の定時性に関するインサイトを提供と、グローバル、各地域、またそれぞれの分野において優れた航空会社や空港を表彰するため、オンタイム・パフォーマンス・レポート『the longest-standing analysis in the aviation industry(航空業界で最長期間に及ぶ分析)』を作成しています。
APACでは日本航空が1位
5月、アジア太平洋地域で定時到着率の「メインライン部門」航空会社の上位5社は、日本航空(95.19%)、全日空(94.60%)、ニュージーランド航空(89.59%)、ガルーダ・インドネシア航空(87.98%)、大韓航空(85.48%)でした。ニュージーランド航空は、定時到着率が上位10の航空会社の中で、5月は最大のフライト数(12,570便)を運行しました。
日本航空は、2020年2月(休止前最後の発表)のレポートと比較すると、10位から1位に順位が上がりました。全日空は5位から、ニュージーランド航空は9位から、それぞれ順位が上がりました。2020年の定時性で上位10社に位置していたシンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エアアジア、セブパシフィック航空、タイ国際航空は、今回のレポートでは上位10社から脱落しました。
北米ではハワイアン航空がリードする一方、エア・カナダが上昇
ハワイアン航空は、北米の他の航空会社をリードし続け、月次ベースでは93.22%の定時到着率と、米国で定時到着率が1位の航空会社として首位を維持しています。エア・カナダは2020年2月には上位10社には入っていなかったにも関わらず、現在2位に順位が上がり、2020年に2位だったサウスウエスト航空に取って替わりました。サウスウエスト航空は9位に順位を下げましたが、ダラス拠点の航空会社の上位10社の中で最も多いフライト数となる89,297便を運行しました。デルタ航空、アラスカ航空、ユナイテッド航空は、それぞれ3位、4位、5位に位置しています。
ヨーロッパではレッドウィング航空が1位
ヨーロッパの上位10社は入れ替えが大きく、レッドウィング航空が5月は1位を獲得しました(96.18%の定時到着率)。2020年2月以降、ブエリング航空は7位から2位に順位が上がり(96.07%)、イベリア航空は6位から3位に順位が上がりました(95.87%)。アエロフロート・ロシア航空は5位に下がりましたが、ロシアの航空会社が上位10社の中で最大のフライト数となる13,316便を運行しました。2020年と比較して新規に上位10社に入った航空会社は、KLMオランダ航空(4位)、サンエクスプレス(7位)、スカンジナビア航空(10位)でした。一方で、上位10社から脱落した航空会社は、LOTポーランド航空、エールフランス、ノルウェー・エアシャトルです。
中南米ではアビアンカ航空が急上昇
アビアンカ航空は、2020年の9位から、5月には中南米で定時到着率が1位の航空会社になりました(93.69%の定時到着率)。アズールブラジル航空(93.53%)とゴル航空(93.52%) が、それぞれ2位と3位に位置づけました。
羽田空港が世界の空港部門定時出発率ランキングで1位
世界の空港部門の順位は、羽田空港が96.86%の定時出発率で1位を獲得しました。次いで、シェレメーチエヴォ国際空港、ミネアポリス・セントポール国際空港、デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港、 フィラデルフィア国際空港と続き、これらが上位5空港です。
5月、世界の上位20の空港で離発着した旅客便は50万便を超えました。この数は、2020年2月に対して4%の減少にとどまっています。空港の定時運航率は、3ポイント向上しました。
CiriumのCEOのジェレミー・ボーエン(Jeremy Bowen)は、次のように述べています。「フライトが回復しつつあり、航空会社と空港の定時運航率を再び分析する公平な競争環境が出現したことは、業界にとっては良い兆候です。2020年には、空域や誘導路の混雑、乗客の乗り継ぎなど、遅延につながる要因は存在しませんでしたが、2021年から2022年にかけてその要因はゆっくりと増えていくでしょう。」
「Ciriumは、最も正確なデータ分析を応用し、オンタイム・パフォーマンス・レポートを作成しています。日本航空、ハワイアン航空、レッドウィング航空、アビアンカ航空が、それぞれの地域で5月の定時到着率1位の航空会社になったことを発表できて嬉しく思います。また、世界の空港部門で1位を獲得した羽田空港にもお祝いを述べたいと思います。」
Ciriumのオンタイム・パフォーマンス・レポートで分析されたデータは、2,000を超えるデータソース、300テラバイトを超えるデータサイズを持つ「Cirium Core(シリウム・コア)」を基にしています。
航空会社と空港に関する全レポート(英文)は、こちら (リンク ») ( (リンク ») )で確認できます。
航空会社と空港の定時性に関する月次レポートのほか、『Cirium On-Time Performance Review』も作成しています。
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以上
編集者への注記
航空会社に関する本レポートは、ランキングを地域別で「メインライン部門」と「ネットワーク部門」に分けています。ここで報告される数値は、メインライン部門に関する数値のみです。
世界の航空会社のデータレビューは、最新のレポートに含まれていません。Ciriumのオンタイム・パフォーマンスは、厳格な基準に基づいており、作成時点で、国際便の頻度は、依然として著しくダウンしていました。この分野の回復には、さらに時間が必要です。
Ciriumについて
Ciriumは、強力なデータと分析を組み合わせ、世界を動かし続けます。航空業界での数十年に及ぶ経験から構築されたインサイトを提供し、特に旅行会社、航空機メーカー、空港、航空会社、金融機関が旅行の未来を形作る意思決定を論理的に、かつ十分な情報に基づいて行えるようにし、収益成長と顧客体験の向上へ導きます。Ciriumは、航空業界の企業顧客向けに、情報に基づく分析・意思決定ツールを世界的に提供するRELXの一部門です。RELXの株式は、ロンドン、アムステルダムおよびニューヨークの証券取引所で、それぞれロンドン:REL、アムステルダム:REN、ニューヨークRELXのティッカーシンボルを使用して取引されます。
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(日本語リリース:クライアント提供)
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