GWEC:グラスゴーでのCOP26に向けて緊急性が高まる中、Global Wind Dayは風力エネルギーの新時代を告げる

Global Wind Energy Council(GWEC)

From: 共同通信PRワイヤー

2021-06-15 16:31

AsiaNet 90065 (1341)

【ブリュッセル2021年6月15日PR Newswire=共同通信JBN】Global Wind Day(世界風の日)に当たる15日に正式に発足したGlobal Wind Coalition for COP26によると、全世界の国々は気候の緊急事態に対応するため、風力発電の展開を大規模にすることが緊急に必要である。

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世界は気候変動への取り組みで「成功を左右する」10年の中にあり、風力セクターが11月の第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)につながるものとして気候変動への緊急の行動要請を強化しているのはそうした背景によるものだ。あらゆる再生可能エネルギー源の中で最も脱炭素化の可能性が高い風力発電は、社会経済学の大きな恩恵を生みだしながら、気候変動に欠かせないソリューションの一部でもある。

しかし世界はネットゼロの達成に必要なだけのペースで風力発電を設置しておらず、その可能性を解き放つためにはさらに多くのことが必要とされている。国際エネルギー機関(IEA)と国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が最近発表したネットゼロ到達へのロードマップによると、世界で93 GWという記録的な数の風力発電が設置された2020年の水準に比べても、世界は約3倍から4倍の風力発電を設置する必要がある。

風力業界がCOP26に向けて行う新キャンペーンは世界中で政府、企業、そして人々に「Wind. Are You In?(あなたは風力に参加しているか?)」という重要な1つの問いを投げかける。

GWEC(Global Wind Energy Council、世界風力会議)のBen Backwell最高経営責任者(CEO)は「2050年までにネットゼロを達成したければ、われわれは話し合いから行動に移行し、風力を全世界ではるかに大規模に拡大するよう協力する必要がある。われわれは風力を現在よりも3倍から4倍のペースで設置する必要がある。つまり政府が緊急に熱意を高め、役所仕事を簡略化し、グリッドに投資し、エネルギー市場を改革するということだ」と述べた。

さらに同CEOは「風力業界にはテクノロジーがあり、投資家と企業にはクリーンエネルギーへと転換する欲求がある。政府はわれわれの邪魔をするのをやめ、全ての関係者が風力に参加する必要がある」と付言した。

風力発電は洋上・陸上ともこの数十年で大きく拡大し、現在はコスト競争力に優れたクリーンエネルギーの発電として2050年までに炭素排出のネットゼロ競争の中心になる態勢が整っている。現在、風力は世界でほぼ750 GWの設備容量があり、既に11億トンの炭素排出を削減して世界に貢献している。この削減量は南米における二酸化炭素の年間排出量に相当する。

世界の風力発電の記録破りの展開を推進したのはイノベーションの好循環、コスト削減、規模の拡大によるものだ。極めて大きな拡大の結果、風力発電はいまやエネルギー源の主流で、経済成長の持続可能な原動力であり、信頼性が高くて資金的にも負担が少ないことが証明されている。

GWECのCOP26担当ディレクター、Rebecca Williams氏は「風力発電への投資は各国に相互的なメリットをもたらす。それは現時点においては現地で仕事を創出し、環境に配慮した復旧を促進する投資が実現する。そして将来的には一層回復力のあるインフラと経済が構築される。各国政府が風力を拡大するための緊急の行動をとらない場合、彼らはCOVID-19の危機後、気候変動への対策と経済活性化という並行した目標を達成する絶好のチャンスを逃すことになる。政府は風力にもっと真剣になるべきだ」とコメントした。

さらに同氏は「世界のリーダーがCOP26に集まることで、すべての目が11月のグラスゴーに注がれる。各国政府はその重要な機会を利用し、ネットゼロを達成するための正しい軌道に世界を乗せる必要がある。われわれには『通常のビジネス展開』をするための時間がない。気候の緊急性は既にここに到来している。幸いなことに、われわれには既に世界の炭素排出量を大きく削減できるソリューションがあるが、いますぐ政府がわれわれに参加することが必要だ。さもなければ、危機は残されたままになってしまう」と付言した。

Global Wind Energy Coalition for COP26はGlobal Wind Energy Council(GWEC)がリードする取り組みで、気候変動の危険な影響を制限するために風力発電容量を強化することにコミットする、全世界の大手風力発電会社と協会から成る多数の利害関係者のグループである。主なメンバーは次の通り:Aker Offshore Wind、Akselos、BayWa r.e.、DNV、EDP Renewables、エクイノール、GEリニューアブルエナジー、Glennmont Partners from Nuveen, Green Investment Group、Mainstream Renewable Power、オーステッド、Principle Power、 RES、RWE、シーメンスガメサ、SSE Renewables、ベスタス、ブラジル風力発電協会(ABEEolica)、American Clean Power、Chinese Renewable Energy Industry Association、Chinese Wind Energy Association、RenewableUK、South African Wind Energy Association、WindEurope

世界の風力産業のCOP26キャンペーンに関し、より詳しい情報はキャンペーンウェブサイト( (リンク ») )を参照。

付属資料:
風力エネルギーの追加的統計、写真、業界リーダーからの引用といったオンライン・プレスキットは( (リンク ») )を参照。

▽GWEC(世界風力会議)について
GWECは風力エネルギーセクター全体を代表する会員制組織である。GWECの会員は製造業、開発業、部品サプライヤー、研究機関、国家の風力と再生可能エネルギーの協会、電力事業者、金融・保険業といった1500以上の企業、組織、機関を代表している。 (リンク ») を参照。

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ソース:Global Wind Energy Council(GWEC)

▽問い合わせ先
GWEC
Michael Morris
michael.morris@gwec.net
+45-2575-0427

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