※参考文献:T. Kataoka and Y. Nihei: Quantification of floating riverine macro-debris transport using an image processing approach, Scientific Reports, Vol.10, No.1, pp.1-11, 2020
■RIADの特徴
従来の川ごみ輸送量の測定方法は、人的な直接的サンプリングですが、安全面や作業負担、コスト面、また川ごみは出水時に多く流出するため、急な対応が難しい等の課題がありました。
RIADは、川ごみの多くが水表面を浮遊することに着目し市販のデジタルビデオカメラを用いて河川表面を垂直に撮影するだけで計測でき、さらにネットワークカメラを用いればリモートでのモニタリングも可能となります。
【特徴1】 安全で確実・長期連続観測
既往の直接サンプリングと比べ、安全性や確実性を大幅に向上。また、ネットワークカメラや太陽光パネル、バッテリーの使用で観測の無人化・自動化・長期連続観測が可能。これにより、急な現地調査対応が求められる出水時の観測が容易に。
【特徴2】 時間変化、自然・人工系ごみの判別の把握
既往の直接サンプリングでは、詳細な調査実施には限界がありました。RIADの場合、動画データを用いるため、細かい時間別に解析が可能。また、システム上で自然系と人工系ごみを判定できるのも特長のひとつです。
【特徴3】 煩雑なセットアップや作業が不要
クラウドサービスなので、煩雑なセットアップや作業が不要。動画データがあれば判別可能です。
<料金プラン>
販売価格 : 12ヵ月/500,000円、6ヵ月/400,000円
詳細URL: (リンク »)
■川ごみモニタリングの必要性
日本でもビニール袋の有料化が始まるなど、海洋プラスチック問題は世界が抱える大きな社会課題となっています。SDGs14「海の豊かさを守ろう」の指標でも「浮遊プラスチックごみの密度」として掲げられております。また、G20大阪ブルー・オーシャン・ビジョンにおいて2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにすることが共有されました。海洋プラスチックの大部分は陸域から河川経由で海まで流出しており、プラスチックごみ問題に対応するためには、河川の浮遊ごみ(川ごみ)の輸送量をモニタリングすることが必須となります。
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■RIAD製品についてのお問い合わせ先
八千代エンジニヤリング株式会社
RIADシステム開発係
riad-system-support@yachiyo-eng.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。