2020東京五輪－馬場馬術第4日

AsiaNet 90910（1739）

【東京2021年7月29日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊涙と歓声、ボン ブレドー ワーンドルが個人で優勝

2020東京五輪に関してすべてのことが未知の領域への旅路であった。しかし今夜、ドイツのジェシカ・ボン ブレドー ワーンドル（Jessica von Bredow-Werndl）が愛馬TSF Daleraとともに、馬事公苑での馬場馬術個人で優勝した時には偉大なスポーツの精神と一体になった親密さの輪があった。ドイツのイザベル・ウェルト（Isabell Werth）が銀メダル、英国のシャーロット・デュジャディン（Charlotte Dujardin）が銅メダルを獲得した。3つの馬術分野で最初となった競技の素晴らしい4日間にとって完璧な終幕となった。

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新しいチャンピオンは常に口ずさんでいた。初日のグランプリで最高点をたたき出し、昨日のグランプリスペシャルではオリンピック記録を樹立してドイツの団体優勝を確実にした。今夜、彼女は気品とエレガンスがにじみ出る演技を再びもたらし、91.732点を得て馬場を離れた時、彼女を打ち破ることは不可能なように見えた。

▽長年の伝説的存在
ウェルトは、他のどの馬術選手をも上回る優勝回数と、トロフィー棚には他のどの馬術選手をも上回るオリンピックメダルを持つ長年の伝説的な存在である。引っ込み思案であったことは一度もなく、チームメートにとって脇役を演じるようなことはない。彼女は愛馬のBella Roseとともに観客をあらゆる動きにくぎ付けにした典型的に人を魅了する演技を見せた。しかし彼女の得点89.675が掲示板に出た時、ボン ブレドー ワーンドルはオリンピック金メダルに手が届く可能性に圧倒され、泣き崩れて厩舎へと逃げ込んだ。

最後から2番目に演技したのは前回優勝者で2度のオリンピックチャンピオンである英国のシャーロット・デュジャディン（Charlotte Dujardin）である。しかし騎乗したのは、今や引退したスーパースターのValegroではなかった。彼女はValegroともにこの数年間、この競技を支配していた。代わりに騎乗したのは世界的な経験が乏しい10歳の去勢馬だった。デュジャディンの小柄な栗毛騸馬（せんば）Gioはこれまで、4月にドイツのハーゲンで開かれた国際ショーの競技に出場した経験しかなかった。小柄な栗毛騸馬は馬場で得ている自分の位置に気づかないままだったが、88.543点をたたき出して銅メダルを勝ち取った。

ドイツ選手の最後となったドロテ・シュナイダー（Dorothee Schneider）だけが今や表彰台の場所を変えることができた。通常の状況下では表彰台をすべてドイツ選手で占めるのを確実にしたかもしれないが、彼女の騎乗馬Showtimeが調子を外し、それは実現しなかった。

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ソース: FEI