国際審査・認証機関の仏ソコテック日本法人 GHG 排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」に対し 第三者保証を実施

ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社（本社：東京都千代田区/代表取締役：二場誠吾、以下ソコテック）はこの度、株式会社ゼロボードが開発したGHG*1排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」のシステムの適合性について第三者保証を行いました。

本保証を行うにあたっては、ISO14064-3*2に基づき、GHG排出量算定の国際標準であるGHGプロトコル*3 「Corporate Accounting and Reporting Standard」及び「Corporate Value Chain (Scope 3) Accounting and Reporting Standard」「GHG Protocol Scope 2 Guidance」「ISO14064-1」「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドライン(ver.2.3)」（環境省）に沿って、「zeroboard」が適切に設計されていることの妥当性確認を行ったもので、限定的保証水準によって実施致しました。

保証に適用した基準のISO14064-3は、GHGに関する主張の妥当性確認及び検証のための規格であり、当社は国際規格に従って第三者保証サービスを提供しています。またその証として当社は日本適合性認定協会（JAB）よりISO14065（「温室効果ガスに関する妥当性確認・検証機関」に対する要求事項を規定した国際規格）の認定を取得しています。

当社では、従前よりGHG排出量を開示しようとする企業/団体に対して情報の信頼性向上に資するよう国際規格に基づいた第三者保証を実施しています。一方で、そのGHG排出量の算定においては、企業は膨大な手間とコストの負担や技術的ハードルを抱えている現状があり、「zeroboard」のように幅広く用いられることを目的として開発されたGHG排出量算定システムは、ますます活用の機会が拡大すると予想されます。
こうしたことから、一般に使用されるであろうGHG排出量算定システムの設計の妥当性確認を行うことが、GHG排出量の算定及び情報開示が進む社会づくりの一助となると考え、本保証を行いました。

当社は、今後も第三者保証サービスを通して、脱炭素社会の実現に向けて貢献してまいります。

【本保証の概要】
・ 保証の対象：GHG排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」
・ 保証の内容：GHG排出量の算定のプロトコル
・ 保証水準：限定的保証
・ 保証に適用した基準：ISO14064-3及びSOCOTECの定める手順
・ 保証を提供した日：2022年1月21日


■株式会社ゼロボード　概要　　
本社所在地：東京都港区
代表者：代表取締役 渡慶次 道隆
創立：2021年8月
事業概要：GHG排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboard」の開発・提供／電力・環境価値に関するコンサルティング／ブランディング・キャンペーン支援
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■ソコテック（SOCOTEC）グループについて
フランスに本部を置く国際的な認証機関として、世界各地で審査、認証業務を行うグローバルなリスクマネージメント企業。技術力の高さを強みとし、1万人の従業員のうち6000人を技術者が占めています。
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■ソコテック・サーティフィケーション・ジャパン株式会社
当社が行っている第三者検証は、企業が独自に提供するサービスメニューや企業が自主的に開示するESG情報について、公正・中立な第三者機関として、データだけでなく運用状況も確認することで、社会的信頼度をより向上させることができます。
その他、国や自治体が行っているGHGの削減に係わる審査・検証業務など、10年以上にわたる実績や知見を基盤とし、カーボンニュートラルを目指す企業の気候変動対策等を支援する幅広いサービスを提供しています。
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お問い合わせ先　
担当者：下村 / 営業部
Email：ghg@socotec.co.jp Tel: 03-3516-2411　Fax: 03-3516-2415

用語解説

※1 GHG：Greenhouse Gas＝温室効果ガス
※2 ISO14064-3：国際標準化機構（ISO）が定めたGHGに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様並びに手引
※3 GHGプロトコル：国際的に認められたGHG排出量の算定と報告の基準