※本報道資料は、Quantinuum社が2022年3月29日に配信したプレスリリースの抄訳です。
2022年3月29日、英国 オックスフォード ― 世界最大の統合型量子コンピューティング企業であるQuantinuumの量子自然言語処理(QNLP)チームは、オープンソース言語のPythonライブラリと世界初のQNLP用ソフトウェアツールキットである lambeq(ランベック)のアップデート版をリリースしたことを発表しました。
lambeqは、あらゆる自然言語の文章を量子回路に変換し、量子コンピュータ上で表現する技術です。自然言語処理(NLP)市場は、今後5年間で年間27%の成長が予測されています。今回のリリースは、QNLPとNLPを熟知している研究者、開発者及び拡大するユーザーコミュニティを主な対象としています。
今回のアップデートは、QNLPの更なる発展に加え、自動会話、テキストマイニング、言語翻訳、音声合成、言語生成、そしてバイオインフォマティックスのような、将来的に活用が期待されるアプリケーションの実現可能性をサポートするものと想定されます。
Quantinuumの応用量子NLP研究の責任者であるDimitrios Kartsaklis 博士は、次のように述べています。「lambeqをリリースして以来、私たちは急速に成長するユーザーコミュニティから価値あるフィードバックをいただいてきました。今回利用可能になった新しい機能は、これらのフィードバックを反映したものです。lambeqの新しいバージョンには、ツールキットと完全に統合された最新のネイティブに対応する最新の解析ツールなどが搭載されています。更に、PyTorchなどの一般的な教師あり学習ライブラリをサポートする学習パッケージを搭載し、lambeqが生成する量子回路やテンソルネットワークを使用することで、NLPタスクを効率的にトレーニングすることができるようになりました。今回のアップデートは、アクセシビリティの向上と結果をアウトプットするまでの時間短縮を目的としています」
加えて重要なポイントとして挙げられるのが、lambeqの新しいニューラルベースCCG構文解析器であるBobcatが、人間がアノテーションをつけた巨大な構文派生コーパスに基づき学習されているということです。この構文解析器はツールキットと完全に統合されているため、インストールプロセスを簡素化し、最新の構文解析性能を提供します。Bobcatは独立したスタンドアロンのオープンソースツールとしてリリースされる予定です(以前の構文解析器もツールキットの一部として残っています)
今回のアップデートではコマンドラインインターフェースを搭載しているため、プログラミングに明るくないユーザーでも、ツールキットの多くの機能が利用可能になっています。また、機械学習設定にあるパラメータ化された量子回路とテンソルネットワークのトレーニングのプロセスを簡略化するために設計された、新しい教師あり学習のモジュールも搭載しています。
lambeqは世界初のQNLP及び計算言語学ツールキットであり、文章を構文構造からエンタングルメント構造のまま量子回路に変換することができます。この技術は、Quantinuumの上級研究者であるBob Coecke教授とAI部門責任者であるStephen Clark教授が確立した、文法の数学モデルと量子プロトコル間の形式的な数学的対応に基づき開発されました。
今回のアップデートにより、lambeqは量子回路を生成する際に多くの選択肢をユーザーに提供し、よりフレキシブルに対応することができるようになりました。具体的には、構文ダイアグラムの操作や構文構造から量子回路への定義をより簡単に実行することが可能になりました。
今回のアップデートでは、lambeqの出力の可視化についても改良されています。具体的には、一般ユーザーにとってより馴染みのある内容にするために、多くの例を盛り込む形でマニュアルが改良されました。
lambeqの詳細
• lambeqのGitHub上のPythonレポジトリ
(リンク »)
• 新規リリース内容の詳細
(リンク »)
• マニュアル及びチュートリアル
(リンク »)
以上
ケンブリッジ・クオンタムについて
2014 年に設立され、世界有数の量子コンピューティング企業の支援を受けているケンブリッジ・クオンタムは、量子ソフトウェアと量子アルゴリズムのグローバルリーダーであり、急速に進化する量子コンピューティングハードウェアを最大限に活用することができます。ケンブリッジ・クオンタムは、欧州、米国、日本にオフィスを構えています。2021年11月30日にケンブリッジ・クオンタムは、ハニウェル・クオンタム・ソリューションズとの経営統合が完了し、Quantinuumを設立したことを発表しました。
□ 本件に関するお問い合わせ
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・ジャパン株式会社 広報事務局
(共同PR株式会社)
担当: 小野寺・伊藤・石谷
TEL: 070-6464-5236(伊藤)
E-mail:cqc-pr@kyodo-pr.co.jp
2022年3月29日、英国 オックスフォード ― 世界最大の統合型量子コンピューティング企業であるQuantinuumの量子自然言語処理(QNLP)チームは、オープンソース言語のPythonライブラリと世界初のQNLP用ソフトウェアツールキットである lambeq(ランベック)のアップデート版をリリースしたことを発表しました。
lambeqは、あらゆる自然言語の文章を量子回路に変換し、量子コンピュータ上で表現する技術です。自然言語処理(NLP)市場は、今後5年間で年間27%の成長が予測されています。今回のリリースは、QNLPとNLPを熟知している研究者、開発者及び拡大するユーザーコミュニティを主な対象としています。
今回のアップデートは、QNLPの更なる発展に加え、自動会話、テキストマイニング、言語翻訳、音声合成、言語生成、そしてバイオインフォマティックスのような、将来的に活用が期待されるアプリケーションの実現可能性をサポートするものと想定されます。
Quantinuumの応用量子NLP研究の責任者であるDimitrios Kartsaklis 博士は、次のように述べています。「lambeqをリリースして以来、私たちは急速に成長するユーザーコミュニティから価値あるフィードバックをいただいてきました。今回利用可能になった新しい機能は、これらのフィードバックを反映したものです。lambeqの新しいバージョンには、ツールキットと完全に統合された最新のネイティブに対応する最新の解析ツールなどが搭載されています。更に、PyTorchなどの一般的な教師あり学習ライブラリをサポートする学習パッケージを搭載し、lambeqが生成する量子回路やテンソルネットワークを使用することで、NLPタスクを効率的にトレーニングすることができるようになりました。今回のアップデートは、アクセシビリティの向上と結果をアウトプットするまでの時間短縮を目的としています」
加えて重要なポイントとして挙げられるのが、lambeqの新しいニューラルベースCCG構文解析器であるBobcatが、人間がアノテーションをつけた巨大な構文派生コーパスに基づき学習されているということです。この構文解析器はツールキットと完全に統合されているため、インストールプロセスを簡素化し、最新の構文解析性能を提供します。Bobcatは独立したスタンドアロンのオープンソースツールとしてリリースされる予定です(以前の構文解析器もツールキットの一部として残っています)
今回のアップデートではコマンドラインインターフェースを搭載しているため、プログラミングに明るくないユーザーでも、ツールキットの多くの機能が利用可能になっています。また、機械学習設定にあるパラメータ化された量子回路とテンソルネットワークのトレーニングのプロセスを簡略化するために設計された、新しい教師あり学習のモジュールも搭載しています。
lambeqは世界初のQNLP及び計算言語学ツールキットであり、文章を構文構造からエンタングルメント構造のまま量子回路に変換することができます。この技術は、Quantinuumの上級研究者であるBob Coecke教授とAI部門責任者であるStephen Clark教授が確立した、文法の数学モデルと量子プロトコル間の形式的な数学的対応に基づき開発されました。
今回のアップデートにより、lambeqは量子回路を生成する際に多くの選択肢をユーザーに提供し、よりフレキシブルに対応することができるようになりました。具体的には、構文ダイアグラムの操作や構文構造から量子回路への定義をより簡単に実行することが可能になりました。
今回のアップデートでは、lambeqの出力の可視化についても改良されています。具体的には、一般ユーザーにとってより馴染みのある内容にするために、多くの例を盛り込む形でマニュアルが改良されました。
lambeqの詳細
• lambeqのGitHub上のPythonレポジトリ
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以上
ケンブリッジ・クオンタムについて
2014 年に設立され、世界有数の量子コンピューティング企業の支援を受けているケンブリッジ・クオンタムは、量子ソフトウェアと量子アルゴリズムのグローバルリーダーであり、急速に進化する量子コンピューティングハードウェアを最大限に活用することができます。ケンブリッジ・クオンタムは、欧州、米国、日本にオフィスを構えています。2021年11月30日にケンブリッジ・クオンタムは、ハニウェル・クオンタム・ソリューションズとの経営統合が完了し、Quantinuumを設立したことを発表しました。
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。
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