Digi ConnectCore SOM向け音声制御ソフトウェア Digi ConnectCore Voice Controlを発表

30言語と6万語の語彙をサポートし、クラウド接続がなくてもエッジデバイスの音声コマンドを迅速に処理

ディジ インターナショナル株式会社

2022-06-22 09:00

IoT(Internet of Things)コネクティビティ製品・サービスプロバイダであるDigi International社 (本社・米国、NASDAQ:DGII)はこのほど、システムオンモジュール(SOM)のConnectCoreファミリ向けの高度な音声制御ソフトウェアソリューション「Digi ConnectCore Voice Control」を発表しました。

ConnectCore Voice Controlは、開発者が音声ベースのヒューマンマシンインタフェース(HMI)を設計し、ユーザーが音声でデバイス操作を制御できる、完全に統合されたすぐに使えるソフトウェアソリューションです。ConnectCore Voice Controlは、クラウド接続を必要とせず、エッジデバイス上で音声処理を行うことができます。これにより、接続コストやデータプライバシーへの懸念を軽減するとともに、高速な応答時間(100ms以下)を実現します。

ConnectCore Voice Controlは、30種類の言語と6万語の語彙に対応するソフトウェアのみのソリューションであり、ConnectCoreモジュールがエッジデバイスで音声を迅速に処理できるようにします。また、新しいコマンドを学習し、カスタムの音声対応アプリケーションを生成するためのツール群が含まれています。ConnectCore Voice Controlは、幅広い機能により、組込みデバイス開発者が有用性を得るまでの時間を大幅に短縮します。

テレビ、自動車、電話などのコンシューマ向けテクノロジーにおいては、音声処理が長らく主流でしたが、輸送、ヘルスケア、小売といったアプリケーションでは、一般的にタッチスクリーンインタフェースに頼ることがほとんどです。しかし、ガラス製のディスプレイは、産業環境では簡単に壊れたり誤動作したりするため、修理や交換が必要となります。音声コマンドは、このようなタッチ操作ができないミッションクリティカルなアプリケーションに理想的です。

「Digi ConnectCore Voice Controlにより、エンジニアは、デバイスが見えない距離でも対話できるタッチレスのHMIを作成できます。音声で操作することで、タッチベースのGUIで操作するよりも重要なタスクに集中でき、安全性を高めることができます。スマートフォンで育った今日の組込みデバイスユーザーは、家庭や車で体験するのと同じタイプの音声インタフェースをますます期待するようになっています。しかし、特に組込みLinuxでは通常、有能なUI開発者と特別なソフトウェアツールが必要であるため、開発が困難で高価になることがあります。Digi ConnectCore Voice Controlには、開発者が音声制御をデバイスにシームレスに統合するために必要なものがすべて含まれています」と、シニアプロダクトマネージャのアンドレアス・バーガントは話しています。

Digiのソフトウェア開発キットは無料で入手できます。エンジニアはコンセプトの実証(POC)を行い、音声機能を実証し、Digi ConnectCoreベースのデバイス向けの音声制御機能を設計できます。Digi ConnectCore 8M Nano開発キットで動作する評価と開発用のソフトウェアライセンスがダウンロード可能です。導入の際は、企業はユニットごとにライセンスを追加購入します。

Digi ConnectCore開発キットとDigi ConnectCore Voice Controlソフトウェアは、現在入手可能です。詳細については、 (リンク ») をご参照ください。


■Digi Internationalについて
Digi Internationalは、ビジネスおよびミッションクリティカルなIoTコネクティビティ製品およびサービスの世界的なリーディングプロバイダです。 私たちは、カスタマが次世代のコネクテッド製品を開発し、高度なセキュリティ、堅牢な信頼性、万全な性能を備えた厳しい環境で、ミッションクリティカルなインフラストラクチャを配置、管理できるよう支援します。 1985年に設立された当社は、カスタマが1億以上のデバイスへの接続をお手伝いし、成長を続けてきました。Digi Internationalの詳細は、www.digi.com
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