2022年10月12日
テクノプロ・ホールディングス株式会社 (リンク »)
テクノプロ・ホールディングス株式会社(以下、「テクノプロ」)と、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(以下、「東京大学」)が連携し、東京大学に社会連携講座『次世代スキルマネジメント手法の創出』(以下、「本講座」)を開設しましたのでお知らせします。
本講座では、テクノプロと東京大学との共同研究により、人材・技術スキル・ジョブの関連をスキルネットワークとして可視化し、そこから導き出されるスキルトレンドを考慮した新たなスキルマネジメント手法を創出することを目的としています。
本講座を通じた共同研究は、テクノプロが中期経営計画『Evolution 2026』に掲げるソリューション事業の拡大、技術者育成事業の拡充、DX推進事業の事業化等の推進に寄与すると同時に、東京大学においては、専門領域別スキル認定制度(マイクロ学位制度)等の基盤構築の検討への活用を計画しています。
1. 社会連携講座開設の背景・目的
近年、日本企業の国際競争力の低下、最新技術に従事する技術職の慢性的な不足などが問題視されています。これら諸問題解決のためには、企業が保有する人材・技術スキル・ジョブの関係性を定量化・可視化し、社会、経済、環境の変化とそこで求められるスキルやジョブに関する動向の予測から、最適な人材配置・育成・採用のガイドラインを設計することで、限りある人的資本による効率的な価値創造の仕組みを創出することが有効な手段であると考えます。
本講座では、テクノプロが多岐に渡る産業と技術領域において、2万人の技術者を採用・育成・配置してきた実績と、東京大学の学際的学術知見や高度な研究機能を融合させることで、デジタル技術を活用した新たなスキルマネジメント手法を創出することが目的となります。
2. 社会連携講座の概要
【表: (リンク ») 】
3. 今後の計画
新たなスキルマネジメント手法の研究を通じて得られた成果の活用を以下の通り計画しています。
【表: (リンク ») 】
鳥海研究室について
鳥海研究室は、計算社会科学および人工知能技術の社会応用の研究を行っており、特にソーシャルメディアの分析と設計、情報空間における社会リスクの分析、時空間データ分析、複雑ネットワーク分析等などを行っています。社会や集団など人が大勢集まることによって構成されるシステムを対象として、マイニング・モデリング・デザインを研究の柱とし、 よりよい社会システム実現を目指しています。
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〔主な研究テーマ〕
■ 複雑ネットワーク科学(情報拡散とネットワーク構造の分析、社会ネットワークにおけるリンクカテゴリ推定)
■ 時空間データ分析(広域鉄道網の乗降記録を用いたモビリティ分析、移動データのマーケティング応用、次世代モビリティの利用分析)
■ ソーシャルメディア・WEBサービスの分析と設計(ネット炎上分析と防止手法の提案、情報的健康の実現)
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テクノプロ・グループについて
テクノプロ・ホールディングス株式会社は、国内および中国、東南アジア、インド、英国、米国などの拠点に約2万5,000人の技術者・研究者を擁する日本最大規模の技術系人材サービス企業グループであるテクノプロ・グループの統括会社です。機械、電気・電子、情報システム、化学、バイオ、医薬、建築、土木など、産業界で必要とされているほぼすべての技術領域をカバーする専門領域の幅広さが評価され、国内外で約2,300の企業・大学・研究機関に技術を軸とした各種のサービスを提供しています。
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