千葉商科大学(所在地:市川市国府台 学長:原科幸彦)人間社会学部(学部長:鎌田光宣)の小口広太准教授のゼミナールは、本学の学生ベンチャー食堂2店舗と協働し、規格外のバランゴンバナナを使ったケーキとスムージーの商品を開発した。12月2日~23日の毎週金曜日に学内で販売を行う。
バランゴンバナナは、フィリピンで化学合成農薬や化学肥料に頼らず、自然環境に負担をかけずに栽培された品種である。収穫後は防カビ剤や防腐剤を使用せずに出荷され、安全性が配慮されている。「作る人=フィリピンの農家」と「食べる人=日本の消費者」が直接交流し、信頼関係を築いてきた「民衆交易」のバナナとして、このバナナを食べることが、フィリピンの農家の持続的な生産と自立につながっている。しかし、日本に輸入されたバナナの約7~8%が規格外に分別され、「フードロス」の状況が生まれている。
今回の商品開発は、このバナナのフードロス削減に取り組むNPO法人APLAが運営する「ぽこぽこバナナプロジェクト※」に賛同した小口ゼミナールがプロジェクトに参加し、大学内でもバナナの活用と認知向上ができないかと、学生ベンチャー食堂の経営者に相談して実現した。多くの学生が気軽に購入できることや、ロスを最小限にするために、バナナを冷凍して活用するなど工夫した商品が誕生した。
※日本に輸入されたバランゴンバナナのうち、規格外品に分別される約7~8%のバナナを少しでも減らし、活用しようとするプロジェクト。個人団体問わず何度でも、10kgから利用できるため、フードロスを学ぶ教材としての活用などを呼びかけている。
千葉商科大学では、建学の理念に基づく本学の事業活動において、SDGsへの取り組み方針を学内外に共有・公表することにより、社会的責任を果たす際の指針とすることを目的に「千葉商科大学SDGs行動憲章」を策定している。
◆「ぽこぽこバナナプロジェクト」開催概要
【日 時】2022年12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金) 4日間
各日11:00〜13:30(完売になり次第終了)
【場 所】千葉商科大学 1号館1階 エントランス
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