神戸女学院大学(兵庫県西宮市)文学部英文学科では、2019年度から「大阪アジアン映画祭」に協賛し、出品されるバングラデシュ映画の日本語字幕を学生らが制作している。今年度の対象となった作品は、メジバウル・ラフマン・シュモン監督によるミステリー娯楽大作''Hawa''(邦題『風』、2022年)。学生らは南出和余准教授、Susan E. JONES准教授の指導のもと、字幕の制作に取り組んだ。映画『風』は、3月10日(金)と3月13日(月)に、シネリーブル梅田(大阪市北区)で上映される。
神戸女学院大学の英語教育には、150年にわたる伝統と定評がある。英文学科の専門科目は1年次からオールイングリッシュで行われ、全学共通の「通訳・翻訳プログラム」などオリジナルのカリキュラムが充実している。
英文学科では、大阪市で毎年開催されている「大阪アジアン映画祭」に2019年度から協賛し、出品されるバングラデシュ映画の日本語字幕制作のプロジェクトを実施している。同プロジェクトは、映像人類学やバングラデシュ地域研究などを専門とする南出和余准教授、プロの翻訳者で翻訳教育などを専門とするSusan E. JONES准教授の指導のもと、同学科の学生らが取り組んでいる。
このたびの「大阪アジアン映画祭」において学生たちが日本語字幕を制作した『風』(2022年/131分/Mejbaur Rahman Sumon監督)は、バングラデシュで大ヒットしたミステリー娯楽大作。これまでに手掛けた4作品の中では作業量がもっとも多かったが、南出准教授、JONES准教授の指導のもと学生らは全力で取り組み、2月27日に字幕確認作業を終えた。
映画『風』は、以下のスケジュールで上映。また、3月12日(日)には大阪中之島美術館で、南出准教授の司会によるシンポジウム「バングラデシュ映画に新『風』が吹く」も予定されている。
◆『風』''Hawa''上映スケジュール 概要
【日程】
・3月10日(金) 15:50~
・3月13日(月) 14:25~
【会場】
シネリーブル梅田4 (大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト)
※日本語字幕と英語字幕が表示されます。
【URL】 (リンク »)
■シンポジウム「バングラデシュ映画に新『風』が吹く」
【日時】 3月12日(日) 15:30~17:00
【会場】 大阪中之島美術館1階ホール (大阪市北区中之島4-3-1)
【定員】 先着100名
【参加】 無料
【URL】 (リンク »)
●大阪アジアン映画祭
大阪市で毎年3月開催されている、アジア映画またはアジアに関連する映画を上映する映画祭。
・第18回大阪アジアン映画祭公式ウェブサイト
(リンク »)
■神戸女学院大学の英語教育
英文学科の字幕制作の取り組みに見られるように、神戸女学院大学における専門分野を横断するかたちの学びは、少人数・リベラルアーツ教育の同大学ならでは取り組みとして、活発に行われている。また、ゼミでは言語学や英語教授法、通訳・翻訳、国際政治、国際経済、文化、歴史など、それぞれの専門分野を「英語で」追究することが可能。フィールドワークに赴き映像制作に取り組んだり、翻訳のスキルに磨きをかけ原作著書の日本語訳を行ったり、通訳のスキルに磨きをかけ異文化コミュニケーションを研究したりと、学生らは多彩な分野の学びを深めている。
通訳翻訳に関しては、プロの通訳者・翻訳者を育てるための本格的トレーニング法を応用した独自の学習法を、国際会議場と同レベルの通訳機器を完備した学習環境で展開。プロが鍛える双方向・実践型授業によって、日本語力と英語力をともに伸ばし、実社会において効果的にコミュニケーションできる力を身に付けることができる。
このような学びは、歴史ある英文学科を改組し、2024年4月に開設される国際学部(設置構想中)において、より一層活発になる。
【通訳・翻訳プログラム】
(リンク »)
【新学部「国際学部」開設予定(設置構想中)】
(リンク »)
▼本件に関する問い合わせ先
神戸女学院大学 入学センター・広報室
三枝(サエグサ)、安野(ヤスノ)
住所:〒662-8505 兵庫県西宮市岡田山4-1
TEL:0798-51-8585
FAX:0798-51-8583
メール:koho@mail.kobe-c.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。