ブラザー、横形マシニングセンタHシリーズ新設、工具の搭載本数増加と加工エリアの拡大を実現「SPEEDIO(スピーディオ) 」 新モデル 3シリーズ発売

ブラザー工業株式会社

From: PR TIMES

2023-04-04 10:00

Hシリーズ SPEEDIO H550Xd1、Wシリーズ SPEEDIO W1000Xd2、Mシリーズ SPEEDIO M300Xd1/M300Xd1-5AX

ブラザー工業株式会社 (社長:佐々木一郎) は、SPEEDIOシリーズ初の横形マシニングセンタ「横形コンパクトマシニングセンタ SPEEDIO H550Xd1 (Hシリーズ) 」、主軸30番マシン最大クラスの加工エリアを有するマシニングセンタ「ワイドストロークコンパクトマシニングセンタ SPEEDIO W1000Xd2 (Wシリーズ) 」、マシニング加工と旋削加工が可能な複合加工機「コンパクトマルチタスクマシン SPEEDIO M300Xd1/M300Xd1-5AX (Mシリーズ) 」を4月4日に発売する。



■製品名
横形コンパクトマシニングセンタ(Hシリーズ)「SPEEDIO H550Xd1」
発売日
2023年4月4日
標準価格 *1
H550Xd1: 1,232万円(税抜)、1,356万円(税込)
[画像1: (リンク ») ]

製品情報ページ: (リンク »)


製品名
ワイドストロークコンパクトマシニングセンタ(Wシリーズ)「SPEEDIO W1000Xd2」
発売日
2023年4月4日
標準価格 *1
W1000Xd2: 957万円(税抜)、1,053万円(税込)
[画像2: (リンク ») ]

製品情報ページ: (リンク »)


製品名
コンパクトマルチタスクマシン(Mシリーズ)「SPEEDIO M300Xd1/M300Xd1-5AX」
発売日
2023年4月4日
標準価格 *1
M300Xd1: 1,452万円(税抜)、1,598万円(税込)
M300Xd1-5AX: 1,591万円(税抜)、1,751万円(税込)
[画像3: (リンク ») ]

製品情報ページ: (リンク »)

*1: 本体価格。


ブラザーは、小型CNC工作機械「タッピングセンター」シリーズを1985年から販売。その後、2013年6月には、マシニングセンタ「SPEEDIO」にブランド名を変更し、高生産性を追求したSシリーズの販売を開始した。また、同年には、マシニング加工と旋削加工が可能な小型複合加工機のMシリーズ、2014年には、高速2面パレットチェンジャー標準搭載モデルのRシリーズと、30番クラスでは最大級の加工エリアを持つWシリーズの販売を開始した。さらに、2018年には、高剛性モデルのFシリーズ、2022年には、EV市場や変種変量生産用途で力を発揮するUシリーズを追加し、お客様のさまざまな加工ニーズに対応してきた。

このたび新たに発売するHシリーズは、SPEEDIO初の横形マシニングセンタ。主軸の配置を横向きにすることで、コンパクトな本体サイズを維持しながら広い加工空間を実現し、部品の多面加工や大型部品の加工が可能となる。Hシリーズ初のモデルとなるH550Xd1は、昨今、需要が増加しているEV向け部品で求められる大型のアルミ部品や、さまざまな加工ニーズに応えることができる製品。

また、今まで以上に大型の部品加工に対応できるWシリーズの新モデルW1000Xd2と、前モデルより治具エリアが広くなった小型複合加工機のM300Xd1、加えて同時に5軸の加工制御に対応した小型複合加工機のM300Xd1-5AXも発売する。


■ Hシリーズの製品特長

[画像4: (リンク ») ]


大物・長尺ワーク *2 の加工を実現する治具エリア

装着可能な最も長い工具を設置した状態でφ600mm×H580mmの広い治具エリアを実現。*3 また、大型の部品加工の場合には、加工部品が干渉しない位置に工具が移動することで、治具エリアを最大でφ800mm×H580mmまで広げることができる。*4 これにより大物ワークや長尺ワークの搭載と多面加工が可能。


[画像5: (リンク ») ]



*2: ワークとは加工物のこと。または切削加工の対象となる金属などの被削材のこと。
*3: 工具長や工具径により干渉エリアが発生する。
*4: B軸旋回時の工具退避または、工具長の制限が必要。


新開発30本マガジン搭載

一度に工具を30本配置できる新開発のマガジンを搭載し、工具を取り替える手間を省く。また、加工エリアとマガジン搭載場所を分離するとともに、最長250mm、最大径125mm、最大重量は4kgまでの大型の工具を搭載でき、さまざまな加工ニーズに対応できる。


[画像6: (リンク ») ]


省スペース

30本マガジン搭載や広い治具エリア、加工エリアを有しながら、機械幅1,557mm*5、奥行き2,990mm、設置スペース4.7m2と省スペースを実現。

*5: SPEEDIO S500Xd1の機械幅は1,560mm。


[画像7: (リンク ») ]


ターゲットワークの一例

[画像8: (リンク ») ]


■ Wシリーズの製品特長

主軸30番マシンで最大級の加工エリアを実現

従来モデル同様のX軸移動量:1,000mm、Y軸移動量:500mmと、主軸30番マシンの領域を超えた加工エリアを実現することで、複数の加工部品を並べて加工する「多数個取り加工」や、さまざまな治具を並べ置くことも可能なため、大物部品加工だけでなく、小物部品などの多様な加工にも対応する。また、Z軸移動量は、プラス80mmの380mmに拡大した。
さらに、従来モデルからテーブル最大積載質量はプラス100kgの500kg*6 増加したことで、今まで以上に大型治具の搭載や大型部品加工が可能になった。

*6: パラメータの設定が必要。
[画像9: (リンク ») ]



28本マガジン搭載

14本マガジン、21本マガジンに加えWシリーズでは初の28本マガジンが搭載可能になった。
使用できる工具本数が増えることでお客様の生産現場における工程集約、生産性向上に貢献する。
[画像10: (リンク ») ]


ターゲットワークの一例

[画像11: (リンク ») ]



■ Mシリーズ M300Xd1の製品特長

旋削・マシニングの複合加工から多面加工まで対応する複合加工機

SPEEDIO M300Xd1は、旋削・マシニングの複合加工から多面加工まで可能な複合加工機の新モデル。広い加工エリアと、28本マガジンを搭載し、従来モデルと比較して、加工可能な対象部品の種類が増えた。
さらに、複合加工に加え同時5軸加工*7 制御に対応したM300Xd1-5AXも発売する。M300Xd1-5AXは、工具に対しワークの加工表面が最適な向き*8 になるよう5つの軸を同時に動かし、複雑な輪郭形状のワークを高速・高精度に加工できる。

*7: 前後移動のX軸/Y軸、工具が垂直に移動するZ軸。テーブルが回転するA軸/C軸。これら5軸が同時に動きながら切削加工する。
*8: 工具先端点制御機能搭載。


広い加工エリア

コンパクトな本体に広い治具エリアを確保しているので、さまざまな加工ワークに対応する。
M300Xd1は、従来モデルのM300X3と比べ、治具旋回径がプラスφ100mmのφ450mm、Z軸移動量がプラス75mmの380mmに増加し、治具エリアを拡大した。
[画像12: (リンク ») ]



28本マガジン搭載

22本マガジンに加え28本マガジンが搭載可能になった。
使用できる工具本数が増えることでお客様の生産現場における工程集約、生産性向上に貢献する。
[画像13: (リンク ») ]


ターゲットワークの一例

[画像14: (リンク ») ]



プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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