プリンターやミシン、通信カラオケシステムなどの民生用、産業用機器を製造するブラザー工業(名古屋市瑞穂区、単体従業員数3865人)は、経費精算サービス「Concur Expense」を採用。2019年12月に一部部門で利用を開始し、精算、管理業務工数を約4割削減するという。8月5日、開発、販売するコンカー(中央区)が発表した。
申請、承認でのモバイル利用、交通系ICカードの履歴読み取り、法人カードの経費データ自動連携など、従業員の精算業務を効率化。経費規定チェックの自動化では、承認者や財務担当の管理工数も削減するという。
従業員からの問い合わせにはユーザーサポートデスクを活用し、適切な機能活用を促進。レポーティングサービスを通した可視化も実施し、最適化とガバナンス強化を図るという。
2020年2月から全社従業員約4000人で運用する見込みで、グループでのグローバル展開も視野にあるとしている。
Concur Expenseは、中小企業向けで税別月額利用料4万1500円からの「Standard」、中堅、大企業向けで問い合わせが必要な「Professional」の2つのプランを用意している。