報道関係各位
2023年5月19日
自然言語処理AIによる国会答弁作成支援システムを開発
株式会社ソリトンシステムズ(代表取締役社長:鎌田信夫)は2023年5月17日、自然言語処理AIのGPTを活用した「国会答弁作成支援システム」を開発、試用できると発表しました。本システムは公開情報である国会会議録のデータやその関連を学習させ、自然言語による検索から、議事録データの内容に沿った回答や提言を生成可能です。
【システムの概要】
既存の検索システムにおけるキーワードベースの検索のみならず、自然言語による、より柔軟な検索が可能で、主題に沿った回答の生成が可能です。
例:「日本における安全保障について有効な対策は何ですか?」等のオープンな質問に対し
回答は過去の議事録の内容に沿って作成されます。
GPTベースのチャットシステムの回答には「誤り」が多いと言われています。本システムでは質問に関連した議事録を選び出し、その情報と共にGPTへ質問を入力するという手法によって信頼性の高い回答を得ています。
回答の根拠となった議事録文章も表示します。これにより、答弁内容をより正確に理解することができます。
このシステムを使うことで、国会議員や公務員、企業の広報担当者などが、迅速かつ正確に内容を生成できるようになります。例えば、政治家が特定のテーマについて答弁する必要がある場合、そのテーマに関する質問を入力するだけで、過去の答弁記録に沿った回答を自動生成することができます。
当社は、この分野の専門家、担当者のテスト、試用を経て、また実用に供するためのアドバイスを取り入れ、この生成支援システムの機能やUIの改良をはかり、ユーザーがより使いやすいシステムとして提供していく計画です。
この支援システムの提供方法、利用価格などは今、検討中です。
当社は、会話形のAI利用に鋭意取り組んでおり、的確な、正確な回答をどう引き出すか、いわゆるPrompt技術を、広い範囲の業界に提供していく計画です。
[画像: (リンク ») ]
自然言語処理AIによる国会答弁作成支援システムイメージ
【 株式会社ソリトンシステムズについて 】
設立以来、ソリトンシステムズは IT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心とした ITセキュリティからサイバー対策まで、また、携帯電話回線4G、5Gや Wi-Fi を利用した高精細の映像伝送システム、遠隔運転、遠隔操作などに取り組んでいます。国産メーカーとして、オリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しています。
設立:1979年、売上197億円(2022年12月期・連結)、東証プライム
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【 AI開発に関する問合せ先 】
株式会社ソリトンシステムズ AIグループ
ai-lab@list.soliton.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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