株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃) と、理化学研究所 数理創造プログラム(iTHEMS :
Interdisciplinary Theoretical and Mathematical Sciences Program/青山秀明客員主管研究員、相馬亘
客員研究員)はこのたび、既存の技術文献データから新しいトレンドの変化点を定量的に測定し把握す
るアルゴリズムを、共同研究により開発しました。なお、本技術は特許出願済みです。
近年、世の中の技術トレンドを網羅的かつ定量的に把握するため、データを活用したリサーチ手法の
開発と活用が活発化しています。従来のデータを使った技術トレンドの把握方法としては、特許や論文な
どの技術文書に記載されているキーワードの分析が挙げられますが、時系列での変化を捉えることは考
慮していないため、新たな技術の兆しを定量的に捕捉することは困難でした。
今回の共同研究では、時系列データ中に出現するキーワードの増減パターンを数値で判別できる独
自のアルゴリズムを開発し、新たな技術の兆しを可視化することに成功しました。これにより、例えば、近
年急激に増加したキーワードに着目することで技術の変化点を捉え、より早期に研究テーマを選択する
ことが可能となります。また、本技術は、あらゆる時系列データの分析に適用可能です。
詳細は以下「関連情報」のページをご参照ください。
(リンク »)
リコーでは本技術を活用してデータドリブンなリサーチに取り組むことで、研究開発におけるテーマ探
索活動に対して網羅性とスピードを提供し、新たな研究テーマの探索と価値の高い知的財産の創出に
貢献していきます。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。