世界最大級のメタネーションによるCO2排出削減・有効利用実用化技術開発事業における試験設備の建設開始について

大阪ガス株式会社

From: Digital PR Platform

2023-06-16 12:00



 INPEXと大阪ガスは共同で、INPEXが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(New Energy and Industrial Technology Development Organization、以下「NEDO」)から採択された助成事業のもと、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたCO2-メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業を2021年より開始しておりますが、今般、千代田化工建設とEPC契約を締結し、世界最大級となる家庭用1万戸分に相当する400 Nm3-CO2/hの試験設備の建設を開始いたしました。

 当該試験設備は、メタネーション、原料供給及びユーティリティーの設備等で構成され、INPEX長岡鉱場(新潟県長岡市)越路原プラントに接続される予定です(【参考】3.参照)。本事業では、INPEX長岡鉱場内から回収した二酸化炭素を用いて合成メタン(e-methane*)を製造する実証実験を2025年度から実施します。また、実証事業で製造した合成メタンはINPEXの都市ガスパイプラインへ注入し需要家に届けられる予定です。

*2022年11月に、一般社団法人 日本ガス協会より、国際認知度向上を目指して合成メタンの呼称を「e-methane」に統一していくことが発表されている

 INPEXは、2017年から長岡鉱場で合成メタン製造能力8 Nm3-CO2/hでのCO2-メタネーション基盤技術開発を行っており、その経験を活かし、本事業全体の取りまとめや商業化検討、設備の建設を進めており、完成後の操業を担う予定です。一方、大阪ガスは、石油系原料を用いて都市ガスや代替天然ガスを製造していた頃から培った、省エネルギーで合成メタンを製造できる触媒技術やスケールアップに関する設計ノウハウ等のエンジニアリング力を活用し、CO2-メタネーション設備の設計とプロセスの最適化を進めています。

 本事業を通じて、INPEXと大阪ガスは、CO2-メタネーションによる都市ガスのカーボンニュートラル化の早期社会実装に向けて、取り組んでまいります。

【参考】
メタネーション実証事業の概要について

(リンク »)


事業イメージ


(リンク »)


試験設備の3次元モデル


(リンク »)



本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]