センコー株式会社(本社:大阪市北区、社長:杉本 健司、以下「センコー」)、東京納品代行株式会社(本社:千葉県市川市、社長:大草 久、以下「東京納品代行」)は、一般社団法人 日本物流団体連合会(会長:池田 潤一郎)から 「第24回物流環境大賞」の特別賞2件を受賞しました。
《6月27日に行われた授賞式》
(リンク ») (リンク »)
写真左:左から、センコー マテリアル物流営業本部 住宅営業部 片元 隆夫部長、日本物流団体連合会 会長 池田 潤一郎(以下「池田会長」)、旭化成ホームズ 物流部長 橋 徹、フジテック 専務執行役員 生産本部長 丸山 博司、
写真右:左から、池田会長、東京納品代行 代表取締役社長 大草 久
同大賞は、2000年6月に創設され、優れた環境保全活動や環境啓蒙活動、あるいは先駆的な技術開発などで、物流業界の発展に貢献された企業などを表彰する制度です。
今回、センコー、東京納品代行が行った計2件の取り組みが表彰されました。
受賞内容は次の通りです。
① ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進
センコーは、旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊)、フジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、社長:原田 政佳)の2社と進めてきた、ドリー式「ダブル連結トラック」を活用する新モーダルシフト運用提案が合意に至り、2022年3月、関西と関東の区間で、荷主2社の共同幹線輸送や中継輸送を盛り込んだ「ダブル連結トラック」の運行を開始しました。
大型車2台分の貨物を別々に集荷し、2台を連結してセンコーの拠点を出発した関西拠点(尼崎市)と関東拠点(厚木市)のダブル連結トラックは、それぞれ高速道路等の長距離区間をドライバー1人が輸送、途中のダブル連結トラック用ドッキングステーション(浜松いなさIC)に設定した駐車場でドライバーが乗り替わり、連結を切り離すハブ設定拠点(今回は尼崎市と厚木市)まで1人で輸送します。
切り離し後、大型トラック(前荷台)、セミトレーラー(けん引荷台)の2台に分け、同時にそれぞれの配送先に向かうことで、ドライバーの拘束時間とCO2排出量のダブル削減を実現したことが評価されました。
② EVトラック導入による排出ガスの削減
東京納品代行は、これまで事業活動で最もCO2を排出するトラック輸送に対して、千葉県「ディーゼル車排出ガス規制」に対応したトラックへ全て代替するなどの取り組みを行ってきました。
今回は、環境活動に積極的に取り組む荷主とともに、ディーゼルトラックからEVトラックへ車両の代替を行い、千葉県内の自社倉庫から東京都内の各顧客店舗へ配送をEVトラックに切り替え、CO2排出量の削減に寄与しました。導入したEVトラックはハンガー式になっており、段ボール梱包による衣類などのシワを防ぎ、高い品質を保った配送を可能にしました。また、プラスチックフィルム以外の梱包資材を使わず、廃棄物発生を抑えた配送方法を採用するなど、環境に優しい物流を実現したことが評価されました。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。