ブラウンリバースが「INTEGNANCE VR」で「配管NAVI」の提供を開始

日揮HD

From: PR TIMES

2023-06-30 13:16

―スマート保全を支援する3Dビューワに、配管管理を変革する新機能追加―

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤 雅之)は、日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田 昇司、以下「日揮」)の子会社であるブラウンリバース株式会社が、本年6月より3DビューアINTEGNANCE VRの新機能「配管NAVI」の提供を開始したことをお知らせします。



1. 保全のデジタルツイン化を実現するINTEGNANCE VR
スマート保全業務を支援する3Dビューア「INTEGNANCE VR」は、360度撮影が可能な3Dスキャンカメラで撮影・作成した仮想空間上の設備を、ウェブ上で閲覧・管理できるクラウドサービスです。管理者はストリートビュー※1のような操作感の画面上で、設備保全情報を視覚的かつ迅速に把握することができます。広大な敷地を保全する実務者の運用・保守業務の大幅な効率化が期待できるとして、昨年9月に有償版の提供を開始して以来、石油精製・石油化学業界をはじめとした幅広い産業で導入いただいています。


※1ストリートビューはGoogle LLCの登録商標

2. 配管管理の課題
従来、配管の管理はアイソメ図やスプール図※2とよばれる設計時に制作された配管図面で行われてきましたが、保管図面の劣化や度重なる改造・更新工事により、実際の配管の形状や周辺状況の把握・管理が困難となっているのが実態であるため、配管図面のスケッチからの再作成や足場仮設を伴う現場調査の実施など図面の最新化に伴う維持管理コストの増大が課題となっていました。


※2配管ルートを平面上で立体的に表現した等角投影図



3. 配管NAVIによる配管管理
今回提供を開始した配管NAVI機能は、従来の配管図面をベースとした配管管理に代わる新しい手法です。3D CADソフトで配管の3Dモデルを作成することなく、3Dスキャンカメラで取得した360度画像と点群データをもとに、配管ルートのセンターラインを三次元的に抽出します。ユーザーが画面上で配管ルートの始点と終点を定義することにより、指定した範囲の配管ルートを一体のオブジェクトとして登録することができます。これにより配管図面が存在しない設備においても配管管理の利便性が飛躍的に向上し、INTEGNANCE VRがもともと持つ機能と相まって保全業務の能率化が期待できます。

[表: (リンク ») ]


[画像1: (リンク ») ]

(自動検出した配管センターラインのイメージ図)
[画像2: (リンク ») ]

(配管を色分けした線分で登録するイメージ図)
[画像3: (リンク ») ]

(入力した配管の属性データを画面上で閲覧するイメージ図)

INTEGNANCE VRの詳細についてはこちらをご覧ください:
(リンク »)

4. 今後の展開
配管NAVIでは配管3Dオブジェクトからの配管図面自動作成やP&IDとの相互参照といった関連図書との連携機能を開発し、デジタルツインを中心とした新しいプラントメンテナンスのあり方を実現します。ブラウンリバースでは、フットワークの軽さとスピード感のある開発を維持しつつ、日揮グループが持つ豊富な実績と知見を活用して顧客目線のサービスを拡充していきます。

5. 告知
2023年7月26日(水)~28日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第49回プラントメンテナンスショー」、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023」の日揮ブースにおいて、新機能「配管NAVI」を搭載したINTEGNANCE VRを実演いたします。みなさまのご来場をお待ちしております。

メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2023の詳細はこちら:
(リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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