前回までの連載で、EKSはKubernetesクラスタを簡単に作成・運用することができるサービスであることを紹介しました。クラスタに必要なマスタノードはAWSによって構築・運用をフルマネージドで実施し、ワーカーノードも利用者側で簡単に構築・運用でき、Kubernetes標準のクラスタ作成の場合と比べて非常に簡単に行うことができます。
ただ、EKSでクラスタを作成するメリットはそれだけではありません。AWSの様々なサービスと組み合わせることで、Kubernetes標準の方法でクラスタを作成した場合と比較して簡単にクラスタに特定の機能を実装できます。第3回では、その中でも代表的な機能を紹介します。
1. ノードのKubernetesのバージョンアップ
Kubernetesは頻繁にバージョンアップされ、新バージョンリリース後のサポート期間も短いため、クラスタ運用においてマスタノード・ワーカーノードにインストールされているKubernetesのバージョンアップ作業は避けて通ることができません。Kubernetes標準の方法でクラスタを作成した場合、バージョンアップには様々なコマンドを実行する必要があり、大規模なシステムでクラスタのノード数が多いとその手間も更に増えてしまいます。また、Kubernetesのバージョンアップに伴いクラスタにインストールされているアドオン(クラスタに特定の機能を実装するソフトウェア)のバージョンアップも必要となる場合が多いです。
この続きは以下をご覧ください
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。