京都フュージョニアリング株式会社とカナダ原子力研究所(CNL)は、カナダ・オンタリオ州に「Fusion Fuel Cycles Inc.」(以下、FFC)を設立します。本件は、2023年9月に当社とCNLが締結した戦略的業務提携契約に基づくもので、フュージョン燃料サイクルに関わる技術開発と事業化を目指します。
[画像1: (リンク ») ]
FFC社は、当社とCNLが持つ知見を戦略的に統合し、フュージョンエネルギープラントに必要不可欠なフュージョン燃料サイクルシステムを設計・提供します。技術力や組織運営をはじめとする両者の強みを融合させることで、FFC社はこれまでどちらか一方だけでは達成できなかった包括的なソリューションの提供を通じ、独自の地位の確立を目指し、世界中のフュージョンエネルギー開発を力強く後押しします。また、FFC社の設立は、オンタリオ州レンフルー郡での新たな雇用を創出し、同地域の経済発展にも大きく貢献しうるものとして期待されています。
FFC社では、重水素(Deuterium)と三重水素(トリチウム:Tritium)による核融合反応(D-T)に注力し、高いレベルの安全性と性能基準を満たす統合的なフュージョン燃料サイクルシステムの提供をいち早く実現するべく取り組みます。第一段階の取り組みは、CNLの研究所内にフュージョン燃料サイクルシステムの統合的な試験施設「UNITY-2」の建設です。UNITY-2では、燃料の排出から精製、供給までの一連のD-T燃料サイクルを構築し、効率的なトリチウム処理技術の実証を行います。このトリチウム処理技術の実証研究によっ
て、フュージョンプラント設計における課題解決に寄与し、10年単位での研究開発の早期化を実現しうると考えています。
まずはこのUNITY-2を皮切りに、世界中の実験炉や原型炉、そして将来の発電プラントの開発をサポートしていきます。
※FFC社についての詳細情報は参考資料(英語のみ)をご覧ください。
(リンク »)
フュージョンエネルギーにおける主要サブシステムのリスク削減とイノベーション・プラットフォームとしての役割
UNITY-2は、2025年後半までに試運転を開始し、2026年半ばまでに本格稼働する予定の世界初の統合型燃料サイクル試験施設です。UNITY-2は試験施設としてだけに留まらず、トリチウム処理システムに関する技術成熟度の向上を目指す世界中のフュージョンエネルギーに関わる機関や企業に対し、オープンなプラットフォームとして提供していきます。
UNITY-2は、フュージョンエネルギー発電に必要不可欠な技術を開発し実証することで、フュージョンプラントのトリチウム処理プラント開発の早期化に寄与します。具体的には、トリチウム在庫の最小化と処理効率、トリチウム排出の最小化と物質適合性、プロセスのモデリング、制御、シミュレーション、燃料供給、トリチウム計量診断、安全なトリチウム運転、廃棄物の最小化に関する研究と実証を支援します。これは、フュージョンエネルギーの主流である閉じ込め方式(confinement)に汎用性のある方法で研究が行われます。
2026年半ばに運転を開始するUNITY-2は、実証装置としてまたフュージョンプラントの両方のニーズに合致しています。さらに、FFC社の目的は、フュージョンプラントにおける研究を加速しリスク軽減を可能とするだけでなく、活発かつ分散した太平洋を横断するフュージョンエネルギーに関わるサプライチェーンの構築を促進することです。最後に、UNITY-2の運用から得られるデータと洞察は、D-T核融合装置を認可する規制機関にとって有意義な情報になることが想定されます。
【関係者からのコメント】
カナダ原子力研究所 CEO ジャック・クレイグ・ジュニア氏:
FFC社の設立は、フュージョンエネルギー開発における重要なマイルストーンであり、京都フュージョニアリングの技術力とCNLのトリチウム取り扱いに関する知見を組み合わせることでイノベーションをもたらします。
京都フュージョニアリング株式会社 代表取締役社長 小西 哲之:
FFC社を通じて、私たちは重要なフュージョン燃料サイクル技術の開発を加速するだけでなく、フュージョンエネルギーの未来を形作る包括的なソリューションを提供します。UNITY-2は始まりに過ぎず、同様のシステムを世界規模で設計・導入することを目指しています。
オンタリオ州経済開発・雇用創出・貿易大臣 ヴィック・フェデリ氏:
京都フュージョニアリングとCNLとの革新的なベンチャーは、クリーンエネルギー技術の開発と展開におけるオンタリオ州の継続的な成功の証です。FFC社の設立を祝福するとともに、両者のパートナーシップがレンフルー郡とオンタリオ州全体の経済発展と新規雇用創出の促進につながることを期待しています。
[画像2: (リンク ») ]
【Fusion Fuel Cycles Inc.について】
会社名:Fusion Fuel Cycles Inc.
設立日:2024年5月2日
取締役:Stephen Bushby (CNL), Ian Castillo (CNL), 小西哲之(KF), 世古圭(KF)
所在地:286 Plant Road Chalk River ON K0J 1J0
【CNLについて】
CNLは、カナダにおける原子力研究の中核を担う、世界でも有数の原子力関連技術の研究機関です。前身となるカナダ原子力公社(AECL)から2014年に設備の運営・管理を引き継ぎ、原子力の平和利用および医療への応用について、日々最先端の研究が行われています。カナダの CANDU(R) 原子炉技術に基づくトリチウムの安全管理に高い技術と長い安全の歴史を持っており、チョークリバー研究所で最先端の専用研究施設を運営しています。
【京都フュージョニアリング株式会社について】
当社は、京都大学をはじめ、日本で長年培われてきた核融合研究の成果に基づき2019年に設立された、フュージョンエネルギープラント機器の開発に特色を持つエンジニアリング企業です。
プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体移送ポンプを始めとした先端核融合工学分野において世界有数の技術力を有しており、英国原子力公社を始め全世界の核融合研究開発機関・企業を顧客に持ちます。
日本のものづくり力を結集し、革新的なエンジニアリングソリューションを世界に提供することで、人類に究極のクリーンエネルギーを提供し、フュージョンエネルギーという新たな世界市場を創出することを目指しています。
<会社概要>
会社名 京都フュージョニアリング株式会社
設立 2019年10月
事業内容 フュージョンエネルギープラント関連装置・システムの研究開発
およびプラントエンジニアリング
代表者 代表取締役社長 小西 哲之(こにし さとし)
社員数 124名 (2024年4月1日時点、派遣・業務委託・海外子会社含む)
所在地 東京都千代田区大手町(本社)
・京都府宇治市五ケ庄(研究拠点・京都大学宇治キャンパス内)
・英国バークシャー州レディング(英国子会社オフィス)
・米国ワシントン州シアトル(米国子会社オフィス)
・ドイツ カールスルーエ(欧州子会社オフィス)
HP (リンク »)
採用ページ (リンク »)
ブログ (リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)

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FFC社は、当社とCNLが持つ知見を戦略的に統合し、フュージョンエネルギープラントに必要不可欠なフュージョン燃料サイクルシステムを設計・提供します。技術力や組織運営をはじめとする両者の強みを融合させることで、FFC社はこれまでどちらか一方だけでは達成できなかった包括的なソリューションの提供を通じ、独自の地位の確立を目指し、世界中のフュージョンエネルギー開発を力強く後押しします。また、FFC社の設立は、オンタリオ州レンフルー郡での新たな雇用を創出し、同地域の経済発展にも大きく貢献しうるものとして期待されています。
FFC社では、重水素(Deuterium)と三重水素(トリチウム:Tritium)による核融合反応(D-T)に注力し、高いレベルの安全性と性能基準を満たす統合的なフュージョン燃料サイクルシステムの提供をいち早く実現するべく取り組みます。第一段階の取り組みは、CNLの研究所内にフュージョン燃料サイクルシステムの統合的な試験施設「UNITY-2」の建設です。UNITY-2では、燃料の排出から精製、供給までの一連のD-T燃料サイクルを構築し、効率的なトリチウム処理技術の実証を行います。このトリチウム処理技術の実証研究によっ
て、フュージョンプラント設計における課題解決に寄与し、10年単位での研究開発の早期化を実現しうると考えています。
まずはこのUNITY-2を皮切りに、世界中の実験炉や原型炉、そして将来の発電プラントの開発をサポートしていきます。
※FFC社についての詳細情報は参考資料(英語のみ)をご覧ください。
(リンク »)
フュージョンエネルギーにおける主要サブシステムのリスク削減とイノベーション・プラットフォームとしての役割
UNITY-2は、2025年後半までに試運転を開始し、2026年半ばまでに本格稼働する予定の世界初の統合型燃料サイクル試験施設です。UNITY-2は試験施設としてだけに留まらず、トリチウム処理システムに関する技術成熟度の向上を目指す世界中のフュージョンエネルギーに関わる機関や企業に対し、オープンなプラットフォームとして提供していきます。
UNITY-2は、フュージョンエネルギー発電に必要不可欠な技術を開発し実証することで、フュージョンプラントのトリチウム処理プラント開発の早期化に寄与します。具体的には、トリチウム在庫の最小化と処理効率、トリチウム排出の最小化と物質適合性、プロセスのモデリング、制御、シミュレーション、燃料供給、トリチウム計量診断、安全なトリチウム運転、廃棄物の最小化に関する研究と実証を支援します。これは、フュージョンエネルギーの主流である閉じ込め方式(confinement)に汎用性のある方法で研究が行われます。
2026年半ばに運転を開始するUNITY-2は、実証装置としてまたフュージョンプラントの両方のニーズに合致しています。さらに、FFC社の目的は、フュージョンプラントにおける研究を加速しリスク軽減を可能とするだけでなく、活発かつ分散した太平洋を横断するフュージョンエネルギーに関わるサプライチェーンの構築を促進することです。最後に、UNITY-2の運用から得られるデータと洞察は、D-T核融合装置を認可する規制機関にとって有意義な情報になることが想定されます。
【関係者からのコメント】
カナダ原子力研究所 CEO ジャック・クレイグ・ジュニア氏:
FFC社の設立は、フュージョンエネルギー開発における重要なマイルストーンであり、京都フュージョニアリングの技術力とCNLのトリチウム取り扱いに関する知見を組み合わせることでイノベーションをもたらします。
京都フュージョニアリング株式会社 代表取締役社長 小西 哲之:
FFC社を通じて、私たちは重要なフュージョン燃料サイクル技術の開発を加速するだけでなく、フュージョンエネルギーの未来を形作る包括的なソリューションを提供します。UNITY-2は始まりに過ぎず、同様のシステムを世界規模で設計・導入することを目指しています。
オンタリオ州経済開発・雇用創出・貿易大臣 ヴィック・フェデリ氏:
京都フュージョニアリングとCNLとの革新的なベンチャーは、クリーンエネルギー技術の開発と展開におけるオンタリオ州の継続的な成功の証です。FFC社の設立を祝福するとともに、両者のパートナーシップがレンフルー郡とオンタリオ州全体の経済発展と新規雇用創出の促進につながることを期待しています。
[画像2: (リンク ») ]
【Fusion Fuel Cycles Inc.について】
会社名:Fusion Fuel Cycles Inc.
設立日:2024年5月2日
取締役:Stephen Bushby (CNL), Ian Castillo (CNL), 小西哲之(KF), 世古圭(KF)
所在地:286 Plant Road Chalk River ON K0J 1J0
【CNLについて】
CNLは、カナダにおける原子力研究の中核を担う、世界でも有数の原子力関連技術の研究機関です。前身となるカナダ原子力公社(AECL)から2014年に設備の運営・管理を引き継ぎ、原子力の平和利用および医療への応用について、日々最先端の研究が行われています。カナダの CANDU(R) 原子炉技術に基づくトリチウムの安全管理に高い技術と長い安全の歴史を持っており、チョークリバー研究所で最先端の専用研究施設を運営しています。
【京都フュージョニアリング株式会社について】
当社は、京都大学をはじめ、日本で長年培われてきた核融合研究の成果に基づき2019年に設立された、フュージョンエネルギープラント機器の開発に特色を持つエンジニアリング企業です。
プラズマ加熱装置、熱取り出しブランケット、高性能熱交換器、水素同位体移送ポンプを始めとした先端核融合工学分野において世界有数の技術力を有しており、英国原子力公社を始め全世界の核融合研究開発機関・企業を顧客に持ちます。
日本のものづくり力を結集し、革新的なエンジニアリングソリューションを世界に提供することで、人類に究極のクリーンエネルギーを提供し、フュージョンエネルギーという新たな世界市場を創出することを目指しています。
<会社概要>
会社名 京都フュージョニアリング株式会社
設立 2019年10月
事業内容 フュージョンエネルギープラント関連装置・システムの研究開発
およびプラントエンジニアリング
代表者 代表取締役社長 小西 哲之(こにし さとし)
社員数 124名 (2024年4月1日時点、派遣・業務委託・海外子会社含む)
所在地 東京都千代田区大手町(本社)
・京都府宇治市五ケ庄(研究拠点・京都大学宇治キャンパス内)
・英国バークシャー州レディング(英国子会社オフィス)
・米国ワシントン州シアトル(米国子会社オフィス)
・ドイツ カールスルーエ(欧州子会社オフィス)
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