最新HIGHLACT(R)(ハイラクト(R))コレクション発表

ハイケム株式会社

From: PR TIMES

2024-05-24 17:16

世界が注目する、日本の技術力を集結させたサステナブル繊維 



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ハイケム株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:高潮(たか うしお)、以下ハイケム)は、トウモロコシ由来のPLA(ポリ乳酸)繊維の素材ブランドHIGHLACT(R)(ハイラクト(R))において最新コレクションを発表しましたのでお知らせします。



PLA(ポリ乳酸)100%フリース
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ボアフリース- PLA100%[画像3: (リンク ») ]
マイクロフリース フーディ- PLA100%


3年の開発期間を経てPLA100%フリースの試作品がようやく完成
フリース素材は、現在は主にポリエステルから作られています。寒冷な環境下でも高い保温性を持つ点や、軽量性、メンテナンスのしやすさなどから、アウトドアウェアやスポーツウェア、日常の防寒具として広く使用されています。ハイケムでは、石油由来のフリースをバイオ由来のPLA繊維に置き換えることで環境負荷低減に繋がると考え、約3年前に開発に着手しました。

今回のコレクションではふんわりとした質感を持つボアフリースのジャケットと、軽量で着心地が良くスポーツシーンなどでも活躍するマイクロフリース フーディを発表します。
課題であった耐久性や耐熱性を克服

フリース素材は製造過程において、染色後の生地を起毛することで、通気性と保湿性の高さ、ふんわりとした柔らかさや軽さを実現しています。 耐久性の高いポリエステルの代替として、耐久性や耐熱性が低いPLAを使用することは非常に難しい開発となり、幾度の失敗を繰り返し、3年の開発期間を経てターゲットに近い生地を完成させました。
PLA生地の起毛を掻く際に生地が破れるという課題に対しては、糸の種類や組み合わせを変える、起毛剤を調整するなど様々な工夫を行っています。また、染色の際に高温をかけることで生地が固くなる課題に対しては、生地染色~起毛~仕上げの各工程における温度やスピードを調整するなど、細かい改善を重ねました。これらの課題については現在も改善改良を進めており、消費者にとってより快適で機能性の高いウェアをサステナブルな素材で実現できるよう、日々改善改良を行っています。

PLAデニム/PLAチノ・カーゴパンツ
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ポケットストレートPLAデニム- コットン60% PLA40%[画像5: (リンク ») ]
PLAチノ・カーゴパンツ- PLA100%
ジーンズを1本作るためには、約7,500リットルの水が必要になるといわれています。これは、人が7年かけて飲む平均的な水の量に相当するそうです。原料生育過程、加工工程での水使用量の多さなどがその主な原因です。デニム生地の主要原料がコットンであり、コットンの製造には大量の水と殺虫剤などの薬品が使われているのです。
ハイケムが岡山のデニムメーカーと共同で開発した「PLAデニム」は、縦糸にインディゴ染めのコットンを使用し、横糸にPLA100%の糸を使用することでコットンの使用量を削減しています。また、チノ・カーゴパンツは通常はチノクロスといわれるコットンで作られていますが、今回は風合いがコットンに近いスパン糸でPLA100%のチノクロス生地を完成させました。

コットンの代替としてPLA繊維を使用することで、生地製造にかかる水と薬品の使用量低下に繋がることになり、PLAデニムやチノ・カーゴパンツが普段着として定着すれば、環境負荷低減に貢献することができます。
PLAニット
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フレンチスリーブプルオーバー- PLA55% テンセル45%

HIGHLACT(R)では、今年2月にPLA100%のスパン糸やフィラメント糸といった、ニット糸のコレクションを紹介したジェネラルブックをリリースするなど、PLAを使ったニット素材の開発に注力しています。

今般発表するフレンチスリーブプルオーバーは、PLAとテンセル混紡のサマーニットです。テンセルは木材パルプを原料に作られる再生繊維です。木材は人の手で管理されている森林の木を使用し、環境負荷の低い製法で作られた繊維であり、PLAと同様に生分解性を有しています。また、ソフトな風合いがPLAとも類似しており、混紡することで春から秋にかけて長く楽しんでいただけるニット素材を実現することができました。

HIGHLACT(R)では、PLA100%、テンセル混、コットン混、ウール混など、様々な風合いのPLAニットの開発を行っています。

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HIGHLACT(R)( ハイラクト(R) )とは?HIGHLACT(R)は、 トウモロコシ由来のPLA ( ポリ乳酸 ) 繊維です。 PLA繊維は一定の環境下において水とCO2に分解される生分解性を有しています。 また、 原料にバイオマスを使用しているためカーボンニュートラルな素材であると同時に、 原料製造時のCO2排出量はポリエステルと比べると低く、 環境負荷の低減が期待できる素材です。




HIGHLACT(R)開発経緯
PLAは、 1990年代~2000年代にかけて日米の化学メーカーなどによりプラスチックの代替として開発されてきた生分解性樹脂です。 地球に優しい素材である一方で耐久性や耐熱性に課題があり、 繊維化は難しいとされてきました。
ハイケムでは2019年よりPLAの日本市場開拓に着手し、 2021年にPLAの素材ブランド「HIGHLACT(R)」を立ち上げました。 開発が難しいとされてきたPLAの繊維化に際し、 ハイケムがこれまで培ってきた化学分野における幅広い知識をベースに日本の老舗繊維メーカーなどとの協業を進めることで、 様々なPLA繊維の開発を行ってまいりました。

オフィシャルHP: (リンク »)

ハイケム株式会社: (リンク »)
ハイケムはサステナブルな素材開発などの革新的な技術力を有する日本の化学メーカーです。 CO2を活用し化学品を製造するCCU技術の開発を始め、 バイオ科学技術、 次世代のバッテリー技術の開発などにも注力しています。

代表取締役:高潮(たかうしお)
本社所在地:東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア11F
事業内容:貿易、 C1ケミカル、 生分解性材料事業

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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