防災テックスタートアップの株式会社Spectee(東京都千代田区、代表取締役:村上建治郎、以下「Spectee」)は、災害や事故など地域情報の収集・配信の強化に向けた全国のコミュニティFM放送局との連携協定が、50社を突破したことをお知らせいたします。
今後もSpecteeは、コミュニティFMの放送を通してより多くの地域へ防災情報を届け、危機に強い社会作りに貢献していきます。
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■コミュニティFMとの連携の背景
近年、災害時の情報収集手段として、地域に根ざしたコミュニティFMが認知されるようになり、避難場所や被災者の安否確認、食料・飲料水の供給状況などのきめ細かな災害・防災情報に信頼を寄せる人が増えています。コミュニティFMは2024年12月時点で341局(※1)ありますが、少人数で運営している場合も多く、災害時に地域の情報を的確に把握することに課題を抱えている事業者も少なくありません。
このような背景から、Specteeは2023年7月からコミュニティFMとの連携を開始し、AIリアルタイム危機管理サービス『Spectee Pro』を通して災害情報を提供することで地域の防災力向上に貢献しています。
※1 日本コミュニティ放送協会「コミュニティ放送の現況について 令和5年12月6日版」より
■協力内容
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(Spectee Proを活用いただいている様子 提供:FMいるか様)
Specteeは、連携先のコミュニティFMとの間で、災害や事故などの情報を相互に共有しています。
『Spectee Pro』は、整理された正確な危機情報をリアルタイムに取得し、詳細な位置情報も特定することが可能です。これにより、地域の人々に有用な情報を提供することができます。
コミュニティFMでは『Spectee Pro』から得た危機情報を放送し、聴取者からのメールなどによる情報をSpecteeと共有することで、互いの情報精度を高め、地域に根ざしたきめ細かな情報発信に役立てています。
■連携先からのコメント
・函館山ロープウェイ株式会社 「FMいるか」 局長 宮脇寛生様
これまでも「災害放送」を通じてラジオとSNSの融和性を実感してきましたが、『Spectee Pro』を導入したことで、生活に必要な情報をより早く、正確に伝えられるようになりました。コミュニティFMに対する信頼度も確実に上がったと思います。
・「FMおだわら」 FM小田原株式会社 代表取締役 鈴木伸幸様
小田原市は目の前に相模湾、背後に箱根山を抱え気象警報が発令されることが多い地域です。2019年1000mmを記録した箱根豪雨、2021年熱海市の土石流災害時、SNSを監視していた弊社はいち早く情報を入手した経緯もあり、2023年9月、Specteeとの連携協定締結に至りました。Specteeのおかげでリアルタイム情報を瞬時に集約でき動けるため、行政との災害時連携の一助になっています。
・ 「エフエムふくやま」 株式会社エフエムふくやま 専務取締役局長 田中宏行様
Specteeとの連携により、日常の放送においても交通事故等による渋滞情報や交通規制情報など、道路交通情報センター等からの情報を補完できており、よりきめ細かい地域情報の即時発信ができるようになりました。
■Spectee 代表取締役CEO 村上建治郎のコメント
災害時において、地域に密着した情報を発信できるコミュニティFMの役割は非常に大きく、特に阪神・淡路大震災以降はその存在がますます注目され、放送局は全国に広がりました。Specteeでは、そうした地域情報の発信拠点となるコミュニティFMと相互連携することは、災害発生時に周辺住民へ適切な情報を届ける助けとなると考えています。また、Specteeとしても本連携を通じて地域の的確な被害状況を把握することでサービスの向上につながります。
昨年より全国各地のコミュニティFM放送局に相互協力の呼びかけを行い、ご賛同いただいた各社との連携が着実に進んでいます。
Specteeでは、今後も本連携を引き続き深化させていき、コミュニティFMの発展に寄与していくとともに、災害時になくてはならないサービスとして双方の強みを活かしていきたいと思っています。
■Spectee Proについて
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『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、全国1万台以上の道路・河川カメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測できるAIリアルタイム防災・危機管理サービスです。お客様が必要な情報をリアルタイムに通知、独自開発のAI技術やマップ機能などを活用して、正確かつ整理された情報を瞬時に入手することができ、災害対応やBCPを目的に民間企業・自治体などのお客様にご利用いただいています。
1.欲しい情報のみを瞬時に把握
エリア(市区町村単位)や100以上のカテゴリ(事象・対象等)で情報を絞り込むことができ、整理された必要な情報だけを瞬時に把握することが可能です。
2.リアルタイムで拠点周辺状況を音声・メール・スマホアプリに通知
事象発生時には音声アナウンスやメール、スマホアプリにも通知され見逃すことはありません。拠点登録機能を使えば、登録しておいた拠点の周辺で起きた事象を瞬時に知ることができます。
3.被害状況可視化、起こり得る発生リスク予測
SNS情報やライブカメラ、気象情報、交通情報等を解析し地図上に表示します。被害状況を可視化することで、リスクを回避するための的確な初動対応をとることができます。
[画像4: (リンク ») ]株式会社Spectee
「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなどのさまざまなデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、SNSや気象情報、自動車のプローブデータ、ライブカメラなどを解析し、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理、物流やサプライチェーンのリスク管理などを目的に、官公庁、自治体、報道機関、交通機関、通信会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。 また、2023年11月には製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』の提供を開始しました。製造業などのサプライチェーンを見える化するとともに、SNS・気象データ・全世界のローカルニュースや地政学リスク情報など様々なデータをリアルタイムに解析し、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、サプライヤーの被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。[ホームページ] (リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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