スピアフィッシングは大規模な組織のコンピューターにマルウェアを侵入させるために広く用いられている手法です。通常のフィッシングと異なるのは、攻撃者が事前に情報を収集して、セキュリティ侵害につながるような行動をとらせるよう誘導するメッセージを標的となる受信者(被害者)に合わせてパーソナライズしているという点です。主に標的とされるのは、重要な情報にアクセスできる上層部の従業員や、複数の相手とやりとりをする部門の従業員です。特に、あらゆる形式の添付ファイルを含んだメールを見知らぬ人物から大量に受け取る人事部の従業員がこれに当てはまります。そしてこの攻撃ベクトルこそ、今回の事例で脅威アクターによって用いられていたものでした。
2024年3月、Doctor Webはロシアの大手鉄道貨物輸送業者から連絡を受けました。添付ファイルを含んだ不審なメールが情報セキュリティ部門の目に留まり、そのファイルの危険性を確認しようと試みた後、Doctor Webのスペシャリストに依頼したというものでした。Doctor Webのアナリストによる調査の結果、同企業はあと一歩でスピアフィッシングの被害者になるところであったということが判明しました。攻撃者の目的はシステム情報を収集し、侵害したコンピューター上でモジュラー型マルウェアを起動させることでした。
この続きは以下をご覧ください
(リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

