OutSystemsの最新調査:AIを活用したアプリケーション開発により、IT部門に新たな課題が発生していることが明らかに

OutSystemsジャパン株式会社

From: DreamNews

2025-01-17 15:30

ITプロフェッショナルの88%が生成AIを活用してアプリの構築を進めている一方、セキュリティやガバナンス上の懸念や人材不足によってプロジェクトが停滞
ソフトウェアを通じて企業のイノベーションを変革するグローバルリーダーであるOutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Paulo Rosado)は本日、2025年日本語版「アプリケーション開発の現状」レポートを発表し、モダンアプリケーションの開発時にITプロフェッショナルが直面する障壁や、そうした課題に取り組む際の革新的なアプローチを明らかにしました。世界中のITプロフェッショナル約1,700人の見解を反映した本レポートでは、回答者の大多数(81%)が、従来のコーディングを支援するために生成AIを使用しているものの、回答者の62%にとって生成AIはセキュリティやガバナンスに関する懸念を伴うことが判明しました。

業界全体において、ITチームはアプリケーションの需要の高さを目の当たりにしています。回答者の約4分の3(74%)は、今後12か月間で10個以上のアプリの構築を計画しており、45%は同じ期間に25個以上のアプリの構築を計画しています。組織の74%が顧客向けアプリケーションの構築に注力していることを考えると、リスクが高いことは明らかです。
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OutSystemsのCEO兼創業者であるPaulo Rosadoは、次のように述べています。「企業がソフトウェア調達せずに内製するケースが増える中、開発者はミッションクリティカルな顧客向けアプリケーションをかつてないスピードで提供しなければならないという大きなプレッシャーにさらされています。生成AIは生産性を向上させ、コード開発を加速させる強力なツールですが、AIで記述したコードは、コードの確認なしではセキュリティとガバナンスの面で重大な問題に発展するおそれがあるため、ITリーダーはイノベーションのスピードを停滞させることのないよう、予防的な措置を講じる方法を検討する必要があります」

膨大な作業負荷、人材不足、従来型のアプリケーション開発に伴う高いコストにより、開発チームが生成AIに支援を求めることは当然のことといえます。しかし、ITプロフェッショナルの半数(50%)は、AIテクノロジーを既存のソフトウェア開発ワークフローに統合するのが難しいと回答しており、人の手を介さずに従来の開発者と同じ正確さと品質でコードを記述する生成AIをおおむね信頼している回答者の割合は40%にとどまっています。
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従来型のコーディング手法に依存していると、時間、労力、リソースの負担が大きく、積極的なアプリケーション開発戦略にITチームが対応しきれなくなるケースが往々にしてあります。とはいえ、生成AIにすべてを任せることも現時点では難しいでしょう。ビルケント大学の調査によると、代表的な生成AIツールが正確なコードを生成する確率は65%以下にすぎず、一部のツールに至ってはその確率が31%にまで低下しています。
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Rosadoは次のように述べています。「生成ソフトウェアサイクルにおいては、生成AIとローコードを組み合わせることで、アプリケーション開発を再定義し、生産性を向上させながらソフトウェア開発ライフサイクル全体でガバナンスを確保できると考えています。開発チームは、機能性に優れた高品質なアプリと市場投入期間の二者択一を強いられることなく、AIを活用したローコード技術を導入し、時代遅れの開発手法から脱却することで、こうした革新的なテクノロジーによるパフォーマンスと俊敏性のメリットを享受できます」

ローコード開発は引き続き、予測可能で生産性が高く、コスト効率に優れていると評価されています。成熟したローコードアプリケーションを使用している回答者は、ローコード実装の主なメリットとして、開発者の生産性向上(36%)、リリースサイクルの短縮(34%)、アプリのアップデートの簡素化(32%)を挙げました。さらに、ローコードを使用している組織の62%が、予算を「ほとんどの場合」または「常に」予測できると回答しているのに対して、従来のコードを使用している組織ではその割合が53%にとどまりました。
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OutSystemsはこのほど、業界初の本格的なソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)デジタルワーカーとして、ローコード、生成AI、AIベースのガイダンスを活用したアプリの生成・提供・監視を実現する「OutSystems Mentor」を発表しました。ITチームはMentorを使用することで、SDLC全体でコントロールとガバナンスを維持し、一通りの機能を備えたスケーラブルなアプリを数分で作成することが可能になります。OutSystems Mentorにより、組織はAI駆動のソフトウェア開発の可能性を最大限に活用できます。詳細はこちらからご覧ください。
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調査方法

OutSystemsとCentimentは2024年9月、世界中のITプロフェッショナル1,666人を対象に調査を実施しました。回答者は自社のIT部門で様々な役職を務めており、その大半は管理職または上級管理職です。組織の売上高は1,000万ドル未満~25億ドル以上、創業年数は1年~20年以上となっています。
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ITリーダーはローコードとAIを活用することで、変わりゆくアプリケーション開発市場をリードできます。その実践的な戦略と今回の主な調査結果については、レポート全文をご覧ください。
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OutSystemsジャパン株式会社について
OutSystemsは、ソフトウェアを通じて企業のイノベーションを変革するグローバルリーダーとして、ビジネスの中核を担うソフトウェアの構築にあたり、ITリーダーに優れたソリューションを提供します。OutSystemsのプラットフォームは、ソフトウェアのライフサイクル全体を統合・自動化することで、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発、デプロイ、保守を支援します。また、生成AIの活用により、ソフトウェアを迅速に開発し、要件の変更に即座に適応することができるほか、将来を見据えたプラットフォーム上で開発を進めることで技術的負債を削減します。OutSystemsは、主要な戦略的イニシアチブにおいて顧客のビジネス目標の達成を支援し、開発スピードを従来と比較して最大10倍高速化します。OutSystemsは世界中のアナリストやITエグゼクティブ、ビジネスリーダー、開発者から市場リーダーとして高く評価されており、何社ものグローバル企業がOutSystemsを活用して難度の高いプロジェクトに取り組み、大胆なアイデアをソフトウェアとして実現し、ビジネス、人々、そして世界を前進させています。

OutSystemsは2001年に設立され、コミュニティメンバー80万人以上、パートナー500社以上、75か国以上21業種にわたる顧客からなるネットワークを擁しています。日本法人であるOutSystemsジャパン株式会社は、2017年1月に設立されました。詳細については、 (リンク ») をご参照ください。



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