独自調査・分析|住みたい街「吉祥寺」を町名別に分析。中古マンションの価格推移から見えた過去9年間の“人気”と“買える”の境界線

マンションリサーチ株式会社

2025-06-24 18:00

マンションリサーチ株式会社(本社所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2、代表取締役社長:山田力)はマンション市場の長期的な変化を把握できるよう、全国14万3,000棟のマンションデータを公開している「マンションナビ」の保有データを用いて、株式会社リクルート発表の「SUUMO住みたい街ランキング」と実際の不動産相場の変化を調査し、公開しました。

■本調査のポイント
1.マンションナビのデータをもとに、9年前(2016年)のSUUMO住みたい街ランキングと比較し、不動産価格推移を分析
2「住みたい街」と「買える街」のギャップが顕在化し、人気の軸が「ブランド」から「生活利便性・将来性」へとシフトしていることが判明
3.吉祥寺エリアを町名単位で分析することで、同じ人気エリア内でも価格帯に大きな差があることが明らかになり、「本当に住める街」を見極めるには町名レベルの相場把握が重要である

近年、テレビや雑誌で「住みたい街ランキング」が頻繁に発表され、多くの人々が憧れの街に注目しています。
しかし、そのランキング上位に名を連ねる街は、実際に住むとなると予算や条件に合わず、断念せざるを得ないケースも少なくありません。

本調査では、株式会社リクルートが発表する「SUUMO住みたい街ランキング2025首都圏版」と2016年版のデータに加え、「マンションナビ」が保有する独自の価格データを分析することで、「住みたい街=住める街なのか?」という視点から、街の人気傾向と不動産相場の変化を読み解きました。

■調査背景
近年、住まいの選択基準は多様化しており、「住みたい街」という漠然とした憧れと、実際の「購入可能性」との間にギャップが生じています。こうしたギャップを可視化することで、購入検討者がより現実的で納得のいく住まい選びができるよう、本調査を実施しました。

■調査概要
調査期間: 2016年5月~2025年5月
ランキング出典:SUUMO住みたい街ランキング2025 首都圏版( (リンク »)
)・SUUMO住みたい街ランキング2016 ( (リンク ») )
調査機関:マンションナビ( (リンク ») )
調査対象:東京都武蔵野市(吉祥寺エリアを中心に分析)
データ基準:調査期間中の武蔵野市におけるマンション売買価格の中央値

「マンション売買価格の中央値」を指標とすることで、市場の動きや価値の変化を多角的に分析できます。

■駅名ランキングの変化に見る人気の軸のシフト
2025年の「SUUMO住みたい街(駅)ランキング首都圏版」では「横浜」が8年連続で1位を獲得し、以下「大宮」「吉祥寺」「恵比寿」と続きました。

しかし、9年前の2016年ランキングでは1位が「恵比寿」、2位が「吉祥寺」、3位が「横浜」でした。2025年に2位の「大宮」は当時トップ10圏外であり、2016年に4位だった「武蔵小杉」は2025年にはランク外となるなど、順位に大きな変動が見られます。

画像1:SUUMO住みたい街ランキング比較> (リンク »)

この9年の間に、人気の軸は「ブランド」から、「生活利便性や将来性」へとシフトしていることが明らかになりました。特に、共働き・子育て世帯を中心に、「通勤利便性×暮らしやすさ×資産性」のバランスを重視した駅が注目されており、再開発エリアとしての将来性や資産性も重視される傾向にあります。

■「吉祥寺伝説」は続く?変化と不動の両立
吉祥寺は「住みたい街ランキング」の常連として高い人気を誇り、2025年は3位、2016年も2位と、その存在感は不動です。駅前の商業施設、井の頭公園の自然、教育環境の整備など、“暮らしの総合力”が評価されています。
しかし、この人気はマンション価格の高騰に直結しており、「住みたい街=買える街」とは限らない現実が浮き彫りになっています。
マンション選びの際は、駅単体の憧れだけでなく、「自分たちに合うか」「将来的な資産価値はどうか」を重視し、町名レベルでの見極めが重要です。

画像2:東京都武蔵野市の平均売買価格推移(マンションナビ)> (リンク »)

■9年前との比較で見える「吉祥寺エリア」内の変化
過去9年の価格推移を町名単位で振り返ると、吉祥寺エリア全体で平均約40〜60%の価格上昇が見られます。特に、上昇幅が大きかったエリアとそうでないエリアの「差」が明確になりつつあります。

【上昇幅が大きかったエリア】
吉祥寺本町:+2,300万円超(約+48%)
御殿山:+3,000万円超(約+57%)
吉祥寺南町:+1,700万円超(約+37%)

これらは元々ブランド性が高く、商業・交通利便性が整ったエリアであり、今もなおその資産性が高く評価されています。

【相対的に価格が抑えられたエリア】
緑町・八幡町:+1,200〜1,400万円台(約+25〜30%)
桜堤:+1,600万円台(約+40%)

このように、「吉祥寺」全体がブランド街である中でも、御殿山、吉祥寺本町、吉祥寺南町といった「ブランド3町」はそれぞれ明確な“選ばれる理由”と“立地的優位性”があり、結果的に価格上昇も大きくなっています。

各町名の詳細な9年前比較はすみかうるをご覧ください。( (リンク ») )

■まとめ
「吉祥寺に住みたい」という希望は、御殿山のような超高級住宅地から、八幡町や緑町のような現実的な価格帯まで、その幅が非常に広いことが本調査で明らかになりました。
「住みたい街ランキング」のような駅名単位の情報だけを参考にすると、「目指したい街」ばかりに目が行き、「実際に住める街」を見落としてしまう可能性があります。

だからこそ今、不動産選びにおいては、「駅名」だけでなく「町名」単位の相場感を把握することが何より重要です。


データ提供/マンションナビ( (リンク ») )


~マンションリサーチ株式会社について~
マンションリサーチ株式会社では、 不動産売却一括査定サイトを運営しており、 2011年創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14.3万棟のマンションデータ」「約3億件の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集してまいりました。 当社ではこれらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っております。

会社名:マンションリサーチ株式会社
代表取締役社長:山田力
所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
設立年月日:2011年4月
資本金 :1億円
コーポレートサイト> (リンク »)

▼本リリースに関するお問い合わせ
マンションリサーチ株式会社 すみかうる編集部
メール:media@mansionresearch.co.jp

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