日本オラクルがPLMを強化する新製品「Oracle PIM Data Hub」を発表--カシオ計算機が採用

山下竜大(編集部) 2005年10月26日 17時14分

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 日本オラクルは10月25日、PLM(プロダクトライフサイクル管理)の実現に向けた同社の新しいソリューション「Oracle Product Information Management Data Hub (Oracle PIM Data Hub)」の販売を開始した。同製品は、日本オラクルが開催した同社のミドルウェア製品を紹介するイベント「Oracle Fusion Middleware Day」の会場で発表されている。

 Oracle PIM Data Hubは、2005年7月に発表された「Oracle Fusion Middleware」を構成する製品の1つ。企業システム内に分散して管理されている製品や商品の情報を統合するためのソリューションであり、企業全体で有効に活用できる単一の製品情報リポジトリを実現することを目的としている。

 同製品を使用して製品情報を一元管理することで、社内だけでなくグループ企業での情報の共有が可能。迅速な商品開発や環境保護規制へ対応、過去の実績に基づいた調達の標準化によるコスト削減などの効果が期待できる。

日本オラクルの取締役 常務執行役員 アプリケーション事業推進本部長、保科実氏

 日本オラクルの取締役 常務執行役員 アプリケーション事業推進本部長である保科実氏は、「これまでオラクルのPLMソリューションは、Oracle ApplicationsのPLMモジュールを導入することで実現されていた。Oracle PIM Data Hubを提供することで、オラクル以外のERPユーザーが製品マスターの一元化を実現できるほか、Oracle PIM Data HubとOracle Applicationsを組み合わせることで、プロセスとデータ、それぞれの統合によるPLMの全体最適化が実現できる」と言う。

米OracleのPIM、PLMおよび製造業向けアプリケーション製品開発担当バイスプレジデント、Manish Modi氏

 また、米OracleのPIM、PLMおよび製造業向けアプリケーション製品開発担当バイスプレジデントであるManish Modi氏は「多くの企業は製品データが統合されていないために不要なコストがかかってしまう問題を抱えている。Oracle PIM Data Hubを使用することで、分散された情報を容易に一元化することができるので、このような問題を解決することが可能になる」と話している

 日本オラクルはまた、カシオ計算機が全社統合製品/部品情報データベースの実現に、Oracle PIM Data Hubおよび経営指標を提示するレポーティングツール「Oracle Discoverer」を採用したことも発表している。

 カシオ計算機は、戦略5事業と位置づけている、時計、デジタルカメラ、電子辞書、携帯電話、TFT液晶において、より高い付加価値と強力な差別化を推進することを目的にOracle PIM Data Hubを採用。経営、企画、設計、生産資材部門が瞬時に意思決定を行える情報を迅速に共有できる仕組みを実現している。

 Oracle PIM Data Hubの採用によりカシオ計算機では、企画、設計の段階から、直材費コストやすべての部品を一元的に管理することが可能になり、製品原価率の低減を実現している。

 日本オラクルでは、今後3年間で50社への提案および導入を目指している。

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