日本オラクルは9月26日、ERPソフト「SAP R/3」から「Oracle E-Business Suite」への乗り換えを支援するプログラム「Oracle Fusion for SAP(OFF SAP)」を発表した。Oracle E-Business Suiteに移行するSAP R/3利用企業に対し、ライセンスを割引き価格で提供する。
日本オラクルによると、Oracle E-Business Suiteユーザーの94%は「Oracle E-Business Suite 11i」を継続使用している。さらに、同社はOracle E-Business Suiteの技術的な利点として、情報一元管理、ビジネスプロセスの柔軟性、オープンかつ標準準拠の環境という3点を挙げる。
Oracle E-Business Suiteへの移行を推進するため、移行計画を個別に査定するワークショップなどの無償提供を予定している。また、融資サービス「Oracle Financing」を通じ、アプリケーションライセンスとサポート費用について、6カ月間の支払い猶予および無利子期間と、それに続く四半期ごとの6回分割払いで構成される2年間の支払いプランを提供する。