RFIDによるリアルタイムSCMの実現に向け--日本オラクルと日本HPが協業

ニューズフロント

2005-10-18 14:50

 日本オラクルと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月18日、リアルタイムSCM(サプライチェーン管理)の実現に向け無線ICタグ(RFID)技術の検証で協業すると発表した。両社は「今までRFIDに触れることのできなかったユーザー層を開拓するとともに、短期導入ソリューションを提供していく」としている。

 この協業で、日本オラクルはアプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g Release 2」のRFIDミドルウェア「Oracle Sensor Edge Server」を、UHF帯RFIDの実証実験施設「HP RFID Noisyラボ・ジャパン」に設置する。同施設は電波ノイズの発生しやすい物流現場を再現しており、実際の工場環境に近い状態でRFIDシステムの検証が可能となる。なお、施設の運営は、日本HPとトーヨーカネツソリューションズ、アイデックコントロールズ、スリークの4社が共同で行っている。

 さらに、日本オラクルと日本HPは、ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」の主要コンポーネントである「Oracle BPEL Process Manager」と「Oracle Business Intelligence」をベースに、総合的なリアルタイムSCMの実現を目指す。

 両社は、10月25日に東京プリンスホテル パークタワーで開催するOracle Fusion Middleware Dayの場で、協業の詳細を説明する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]