デルは1月22日、データ保護製品スイート「デル データプロテクション(Dell Data Protection:DDP)」を発表した。同スイートは「デル データプロテクション セキュリティツール(DDP Security Tools:DDP|ST)」「デル データプロテクション プロテクテッドワークスペース(DDP Protected Workspace:DDP|PW)」「デル データプロテクション エンクリプション(DDP Encryption:DDP|E)」で構成される。
DDP|STはエンドユーザーを認証するソフトウェア。デル独自のControlVaultセキュリティチップでさまざまな認証データを独立したセキュリティチップ内で保護し、承認されたエンドユーザーだけにデータアクセスを許可する。
DDP|PWはマルウェアを検知、防御する。日常的な標的型攻撃の脅威からエンドユーザーとデータをプロアクティブに保護するという。DDP|Eはデータを暗号化するソフトウェア。以下の8つのエディションがある。
- Enterprise Edition:データ中心型暗号化。WindowsやMacのため中央で管理されたPCのデータを中心とする暗号化(外部メディアエディションを含む)
- Personal Edition:データ中心型暗号化。ソフトウェアをローカルで管理(External Media Editionを含む)
- External Media Edition:外付メディアデバイスを暗号化。暗号化ポリシーの設定、または全ポートを一括で無効化する
- BitLocker Manager:包括的な保護、監査、コンプライアンスを可能にするMicrosoft BitLockerの管理を簡略化
- 自己暗号化HDDサポート:自己暗号化HDDの中央管理とサポートを完全に統合(Windows 7のみ対応)
- ハードウェア・アクセラレーター:大量のデータを暗号化も安心のFIPS 140-2, レベル3認定(Windows 7のみ対応)
- Mobile Edition:モバイルデバイス(Android、iOS)の暗号化と管理機能
- Cloud Edition:エンドユーザーファイルをパブリッククラウド内で暗号化し、キー、アクセス権のあるユーザーのコントロールをユーザーが保管