「サーバ仮想化を導入したいがどこから手を付けてよいか分からない」「サーバ仮想化の運用には特別なスキルが必要なのでは」--。こうした悩みを抱える企業に最適なのは、どのようなソリューションだろうか。その有力な選択肢が、このほど登場した日立製作所(以下、日立)の統合プラットフォーム「Hitachi Unified Compute Platformかんたん仮想化モデル(以下、UCPかんたん仮想化モデル)」だ。最短10営業日という短期間での導入を可能としていることに加え、仮想化サーバの運用に関するさまざまな煩雑さを解消している点がポイントだ。
導入から運用まで、まだまだ敷居の高いサーバ仮想化
今やシステム構築の手法としてごく当たり前に用いられるようになったサーバ仮想化だが、その導入に二の足を踏んでいる企業は少なくない。その理由に挙げられるのが、導入と運用の煩雑さだ。
サーバ仮想化の導入にあたっては、自社の要件に応じてさまざまなソフトウェア、ハードウェアを組合せなければならない。しかし、各コンポーネントの選択から、設計・検証まで、多くのノウハウや長期の作業期間を要する。さらには、当初に想定した以上のコストが発生するケースもある。そうしたことから、「何から着手すれば良いか分からない」「投資対効果が不明瞭」という声は多い。
導入後の運用についても、仮想/物理環境が併存するため、異なる運用管理ツールが必要となる。また、サーバ仮想化に特有の管理スキルを新たに習得しなければならないなど、運用の複雑化や管理工数増を危惧する企業も少なくない。
こうした悩みに対する日立の解答が、統合プラットフォームUCPなのだ。UCPはサーバ、ストレージ、ネットワークから仮想化環境、ミドルウェアまでを組み合わせて提供することで、仮想化/クラウド基盤の容易な導入と運用を実現する製品。高信頼のサーバやストレージ、ミドルウェアを日立内で事前に構成、検証した後に提供するためお客さま側で基本設定や動作検証が不要となり、迅速なシステム導入が可能だ。
ラインアップも、大規模データセンターの運用を効率化したいお客さま向けのIaaS基盤モデルである「UCP Pro for VMware vSphere」、高信頼なプライベートクラウドを短期間で構築したいというニーズに対応したPaaS基盤モデルの「UCP with OpenMiddleware」を用意している。
そして今回、中小規模システムのサーバ仮想化ニーズに応えるため、UCPに新しいラインアップが追加された。それが、「UCP かんたん仮想化モデル」である。最短10営業日という短期間で導入、稼働が開始できるという迅速さに加え、仮想化サーバの運用に関するさまざまな煩雑さを解消する機能やサービスを提供している点が大きな特長だ。
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