自社の業務に最適なNASが見つかったら、いよいよリプレースです。現在のシステムで使用しているNASやファイルサーバからリプレースを行う場合には、既存データを新しい装置に移行する作業が発生します。
一般的にはデータ移行が完了するまで、ユーザーからファイルへのアクセスをストップさせなくてはなりません。移行スケジュールを立てたり、社内各部署の調整をする作業は、管理者にとって頭の痛い作業です。業務の中断を最小限に抑えてデータ移行を行う方法はないのでしょうか?
VFPのオンラインデータ移行機能である、「Universal File Manager for NAS」では、データ移行設定後、すぐに新環境で業務を開始できます。VFPは、データ移行開始後すぐに、旧環境(既存NASやファイルサーバ)のディレクトリ構造と、「スタブ」*1 を自動的に作成します。すると、旧環境のすべてのデータは、VFPに作成されたスタブを通してアクセスすることができるのです。
データ移行中に、まだ旧環境に残っているデータへのアクセス要求が、クライアントからあった場合、VFP内のスタブから、旧環境にアクセスしデータを提供します。 VFPの利用中にも、データはバックグラウンドで移行されるため、これまでのように、データの移行がすべて完了するまで待つ必要がありません。リプレースに伴う業務への影響を最小限にとどめることができる、画期的な機能です。
「容量拡張性」「オンラインデータ移行」という特長を持った「Hitachi Virtual File Platform (VFP)」。もちろん冒頭にご説明したNASの基本ポイントもすべて備えています。
今回は、ファイルサーバ・NASの統合、および、リプレースの際のデータ移行についてご説明しました。では、システムの規模がもっと大きい場合、つまり複数サイトにVFPを導入したときに、効率的なデータ管理を行うにはどのようにすれば良いでしょうか?次回は、従来のNASを越えた新しい発想で実現する、複数サイト間でのデータを集約するシステム、Cloud on-Rampについてご説明します。
なお、次回は6/27頃更新予定です。