企業内サーバーとクラウドは、理想的な融合へ
最新のサーバー製品を利用するメリットを整理していただけますか。
及川氏 5年前と比較すると最新サーバーの性能は3~4倍向上しています。私たちは、PCやスマートフォンの性能が2倍になるとユーザー体験がまったく変わることを知っていますが、サーバーの世界でも同様の変化が起こっているのです。手間のかからない運用とセキュリティ対策、性能向上がもたらす新しい価値を、HPE ProLiant Gen10サーバーでぜひ手に入れていただきたいと思います。
大日方氏 安心・安全なビジネス基盤を確立するためのサーバーセキュリティは、すべての企業にとって戦略投資となることは間違いありません。5年先のサイバー攻撃がどのようなものになるか予測することは困難ですが、最新のテクノロジーを使い続けることが、最も安心・安全であるということを繰り返しお伝えしておきたいと思います。
マイクロソフトとHPEの協力関係は、今後どのように発展していくでしょうか。
及川氏 両社ともグローバルにビジネスを展開し、グローバルな視点でセキュリティ対策やサーバー環境のあり方を考えています。HPEでは「ハイブリッドIT」と「インテリジェントエッジ」という大きな道筋を描いており、これに「データプラットフォーム」を加えた3つのテーマで、マイクロソフトとの協力関係をさらに進めていきます。
大日方氏 データをどこに置いてどう活用するかというテーマに関しては、答えは社内サーバーかクラウドかという二者択一ではありません。セキュリティとアクセシビリティを考慮して、最適な組み合わせと連携を考えるべきです。マイクロソフトも、データの置き場所を意識させないシームレスなハイブリッドIT、というのが目指すべき世界だと考えています。