メリットはクラウドとVDIの“いいとこ取り”--パーソルP&Tが推進する「Citrix on Azure」のスゴさに迫る。

パーソルプロセス&テクノロジーは、総合人材サービスであるPERSOL(パーソル)グループのITを担う中核会社である。2017年7月に、「インテリジェンス ビジネスソリューションズ」から現在のパーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)に社名を変更した。2018年3月時点で従業員数は3145名。「システムソリューション」「ITアウトソーシング」「コンサルティング」の3つを柱にサービスを展開している。

パーソルP&T デジタルトランスフォーメーション部小浦文勝氏
パーソルP&T
デジタルトランスフォーメーション部
小浦文勝氏

 パーソルP&T デジタルトランスフォーメーション部の小浦文勝氏は、「現在、約40名のエンジニアが、AIやクラウド、IoTなどの先進テクノロジーを駆使して、便利な世の中を実現するデジタルトランスフォーメーションを推進しています。また、ITを活用した働き方改革の実現にも取り組んでいます。顧客のニーズに合わせて、少しずつビジネスの範囲を拡大しているのが現状です」と語る。

 「働き方改革の一環として、クラウドと仮想デスクトップインフラ(VDI)を活用した取り組みをマイクロソフトと推進しています」と小浦氏。マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームである「Microsoft Azure」とシトリックスのVDIである「Citrix XenDesktop」を組み合わせた「Citrix on Azure」により、いつでも、どこでも、どんなデバイスでも、セキュアに仕事ができる環境の実現を目指している。

クラウドと仮想化で何ができるのか

 Citrix on Azureは、インフラ基盤となるMicrosoft Azure上に、Citrix XenDesktopを採用したVDIを構築し、その上でOffice 365やWindows 10対応のアプリケーションを、セキュアかつ高い利便性で利用できるソリューションである。小浦氏は、「クラウドとVDIの“いいとこ取り”のソリューションがCitrix on Azureです」と語る。

CITRIX on Azureの構成 CITRIX on Azureの構成
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 Citrix XenDesktopのメリットは、ユーザーからのリクエストがクラウド上で処理され、処理結果の画面がイメージとして返されるのでデバイスにデータが保存されないこと。これにより、情報漏えいを防ぐことができる。また、OSやアプリケーションを集中管理できるので、運用負荷の軽減や運用コストの削減が期待できる。

 小浦氏は、「Citrix XenDesktopを導入することで、PCはもちろん、スマートフォンやタブレット端末など、日ごろ使い慣れたデバイスを使って、外出先や在宅から安全なアクセスが可能になります。また、被災や障害が発生したときには、事業継続性計画(BCP)にも役立つなど、多様なワークスタイルに対応できます」と話す。

 一方、Microsoft Azureのメリットは、急に人員が増えたときには仮想マシンを増やし、人員が減ったら仮想マシンを減らすことができる柔軟性である。また、安価なモデルからGPU搭載モデルまで、ワークロードに応じたさまざまな仮想マシンを選択することができるのも、Microsoft Azureを活用するメリットの1つである。

 小浦氏は、「CADユーザーは、GPUを搭載した仮想マシンを利用することで、3D CADの性能を最大限に引き出すことができます。一方、Office 365を使って、簡単なドキュメントを作るユーザーは、安価なモデルの仮想マシンを利用するなど、仕事にあわせたスペックの仮想マシンを使用することで、コストメリットを享受できます」と話す。

パーソルP&T デジタルトランスフォーメーション部菊池亮介氏
パーソルP&T
デジタルトランスフォーメーション部
菊池亮介氏

 また、仮想マシン作成後にサイズを変更したり、スペックを変更したりすることも可能。利用者数にあわせてスケールアウトすることもできる。さらに小浦氏とともに、パーソルP&T デジタルトランスフォーメーション部で技術面を担当している菊池亮介氏は、「端末のスペックを変更する場合、物理PCで対応するには、新しいスペックのPCを調達しなければならず、セットアップに半日~1日を要します。仮想マシンであれば、5~10分で移行できます」と話す。

 「サーバ環境も同じで、オンプレミスでは老朽化するため、数年ごとに刷新しなければなりません。また、運用監視も自分たちで行う必要があります。Microsoft Azureであれば、常に最新のハードウェアを利用でき、サーバ環境の刷新も、運用監視も、すべてマイクロソフトにお任せできるメリットがあります」(菊池氏)。

クラウドの黎明期からマイクロソフトと協業

提供:日本マイクロソフト株式会社
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