メリットはクラウドとVDIの“いいとこ取り”--パーソルP&Tが推進する「Citrix on Azure」のスゴさに迫る。

クラウドの黎明期からマイクロソフトと協業

 Citrix on Azureを利用するメリットは、本来であればVDIではサポートされない「Skype for Business」を利用したオンライン会議ができることである。この機能は、シトリックスが提供する「HDX RealTime Optimization Pack」と呼ばれるソフトウェアをVDIにインストールすることで利用可能になる。

 菊池氏は、「Skype for Businessの通信プロトコルは、一般的にインターネットでは使われない技術のため、VDIで映像を滑らかに動かす、音声をクリアに届けることは困難で、十分なパフォーマンスが得られませんでした。Citrix on Azureであれば、VDIでも物理環境と同等のパフォーマンスでSkype for Businessを利用できます」と話す。

 これを実現するのが、シトリックスの「Citrix HDXテクノロジー」である。Citrix HDXテクノロジーは、デバイスの種類やネットワークの帯域幅に依存することなく、動画や音声、3Dグラフィックスなど、大容量のコンテンツを含むアプリケーションを、VDI上で高品位に利用可能にするためのシトリックスの独自技術である。

 小浦氏は、「今後は、マイクロソフトのグループチャットソフトウェアであるMicrosoft Teamsのビデオ会議も、Citrix on Azureでサポートする計画です」と話す。

 Citrix on Azureでは、Office 365をはじめとするWindows 10対応アプリケーションをVDIでサクサクと利用することができるのも特長の1つ。Citrix on AzureでOffice 365にアクセスすると、マイクロソフトの高帯域幅のバックボーンでMicrosoft AzureとOffice 365がつながるので、物理PCから直接Office 365につなぐより高速に通信ができる。

 また、Citrix Receiverによるアクセスに加え、ブラウザのみでVDI環境に接続できるのも、Citrix on Azureの強みといえる。Citrix Receiverは、iPhone用、Android用、Windows用が、各ストアからダウンロードできる。さらに、Citrix Studioを利用することで、Citrix on Azureの使い過ぎを防止することも可能だ。

 小浦氏は、「Citrix StudioのPowerManagementを利用することで、新規環境の構築や、休日および夜間の縮退運用を柔軟に管理することができます。PowerManagementによる縮退運用により、1カ月フルにCitrix on Azureを利用した場合に比べ、コストを3分の1程度に削減することが期待できます」と話す。

PowerManagementを活用した場合のAzure月額比較 PowerManagementを活用した場合のAzure月額比較
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 現在、パーソルP&Tでは、Citrix on Azureを導入してみたいと考えている企業向けに、「PoC(概念実証)環境提供サービス」を展開している。また、マイクロソフトのクラウド統合ソリューションである「Microsoft 365」を導入した企業に代わり、運用のログを取得、分析し、サイバー攻撃が検出された場合、早期に報告をする「Microsoft 365 SOC Service」も提供している。

 パーソルP&Tの強みを小浦氏は、「マイクロソフトとは、クラウドの黎明期から8年以上、Office 365やMicrosoft Azureでビジネスをともにしています。すでに数百社への導入実績もあり、AIやIoTと組み合わせたソリューションも提供できます」と話している。

提供:日本マイクロソフト株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部  掲載内容有効期限:2018年9月30日
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