日本ネクサウェブの「XGEN-VB」は、Visual Basicで開発された業務アプリケーションを、HTML5ベースのWebアプリケーションに変換するソリューションだ。同ソリューションを使えば、老朽化したVBアプリケーションのマルチプラットフォーム対応を短期間で実現することができる。
Visual Basicのコードを自動変換
スマートデバイスの台頭は、オフィス内に縛られていた業務プロセスをモバイルに拡張し、迅速な業務の遂行を可能にする原動力となっている。ところが、Windows PCを前提にVisual Basic(VB)で開発された業務アプリケーションは、そうしたビジネス環境の変化から取り残されたレガシーなアプリケーションになっているのが現状だ。
こうしたVBアプリケーションのモダナイゼーションを短期間かつ低コストで実現するのが「XGEN-VB」である。XGEN-VBでは、独自開発の「VB Converter」により、VBのソースコードをHTML5とJavaScriptを使ったWebアプリケーションのコードに変換する。クライアント/サーバー型の二層アプリケーションを、ブラウザ/APサーバー/DBサーバーのWeb三層アプリケーションに生まれ変わらせることができるのだ。
変換したアプリケーションの実行基盤「nexacro platform」は、PCやスマートフォン、タブレットといったデバイスの違いや、ブラウザの種類やバージョンによる挙動の違いを吸収するフレームワークを搭載しているため、ワンソースでマルチデバイス・マルチプラットフォーム対応のアプリケーションを開発・実行することが可能だ。
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XGEN-VBは、製品販売ではなく日本ネクサウェブおよび同社のパートナー企業によってサービスとして提供される。この点について、日本ネクサウェブの森 英樹氏は次のように説明する。
「自動変換といっても、元のVBコードによっては、変換後のチューニングや修正といった調整が必要になることがあります。お客様の負担を軽減するため、そうした調整作業を含めたサービスとして提供しています」
なお、XGEN-VBでは、実行環境としてnexacro platformを必要とするが、既存のシステムには手を加えないので、元のVBアプリケーションはそのまま利用することもできる。XGEN-VBの詳細については、下記のダウンロード資料でご確認いただきたい。