決済ソリューションに求められる「安全性」。
TISの「PAYCIERGE(ペイシェルジュ)」にみるインフラ基盤のあり方。

優れた機能と豊富な実績によりNonStop Serverを選定

 TISがPAYCIERGEのサービス基盤にNonStop Serverを採用したのは、いわば“自然な流れ”だった。

 「PAYCIERGEには、お客様の業務継続のために高い信頼性を持つサーバーを導入する必要があります。そこでTISが選んだのが、99.9999%(シックスナイン)という驚異的な稼働率による高い可用性、データの完全性を実現し、ミッションクリティカル業務における豊富な導入実績があるNonStop Serverでした。当社はNonStop Serverを40年以上にわたって取り扱っており、その特長やハードウェア性能を最大限に活かす開発・運用の技術を持っています」(前田氏)

 キャッシュレス決済をはじめとするミッションクリティカルな業務では、24時間365日無停止で業務継続が可能で、万一の障害発生時にも即時に復旧できるオンライントランザクション機能が欠かせない。また、定期的に実施するメンテナンス作業時にも、システム停止を伴わないことも求められる。こうした要件をすべて満たしているのが、NonStop Serverなのだ。

TIS株式会社 サービス事業統括本部 ペイメントサービスユニット ペイメントプラットフォームサービス部 主査 渡辺優子氏
TIS株式会社 サービス事業統括本部
ペイメントサービスユニット
ペイメントプラットフォームサービス部
主査 渡辺優子氏

 「とくに金銭を取り扱う業務において、データの完全性が保証されることは必須の要件となります。信用が第一の業務では万が一にもデータの不整合は許されないからです。当社では、そんなシステム基盤としてNonStop Serverを多くのお客様に導入してきました。NonStop ServerはハードウェアもOSも、構成要素の冗長化とシェアードナッシングの思想に基づいて設計されており、無停止連続稼働が求められるアプリケーションの実行環境として最適な基盤だと言えます」(渡辺氏)

 「NonStop Serverはシステムを稼働させたままCPUを増強することができ、TISの共用基盤サービス(PaaS)では、10年以上にわたってシステムの計画停止を実施することなく運用しています。また、ディザスタリカバリ環境を標準サービスとして提供するなど、大規模災害時でも事業継続が可能な仕組みを構築することで、さらなる可用性向上を実現しています。これらの特長と実績が、PAYCIERGEのサービス基盤にNonStop Serverを採用した理由です」(前田氏)

リアクティブからプロアクティブな運用管理へ

 NonStop Serverをサービス基盤として採用したPAYCIERGEを利用する事業者は、続々と増え続けている。TISでも多様化するマーケットニーズに応えるために、サービスの拡充を進めている。

 「キャッシュレス決済のサービス基盤には、セキュリティ、取引の正確性、スピードのいずれもがより高いレベルが求められるようになっています。そうしたサービス基盤を安心・安全に、しかも安価に提供することが当社の使命であり、それを実現するためにも継続的にサービスを強化し続けています」(前田氏)

 そんなサービス強化の一環として、TISが注力しているのが運用管理の高度化だ。

 「安心・安全なサービス基盤を提供するためには、高度な運用を進めていく必要があります。そのためには従来のように、インシデントが発生してから対処するリアクティブな運用管理ではなく、インシデントを未然に防ぐプロアクティブな保守・運用へと切り替えていかなければなりません。そうした運用管理の高度化を進めるために、障害発生を事前に発見する予兆検知、トラブル発生時の自動復旧、影響確認や原因特定のスピードと正確さを実現する可視化などの仕組みを整備しているところです」(渡辺氏)

 キャッシュレス決済の拡大とともに、進化を続けるPAYCIERGE。とくに決済市場に新規参入しようとする企業にとって、PAYCIERGEは最適なプラットフォームと言えるだろう。

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提供:TIS株式会社
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